AKB48は昔ヤクルトでサヨナラ暴投したアイケルバーガー(防御率48・00)の略

被災地のことを考えるとAKB48総選挙なんて知った話ではない、との態度を取りたいところだけど、嫁が松井珠理奈に3票をぶちこんでいる以上、 我が家ではSKE48の動向から目を離すことができず、須田亜香里が36位に食い込んだのはドブ板選挙の賜物でこれこそ小沢ガールだとか、高柳明音が舞台から秋元康に公演制作を呼びかけたことで「あの直訴見ました? 現代の田中正造ですよ!」と来月号の『BUBKA』で5ページは割いて騒ぐんだろうなとか、雑感を抱く中、嫁が乳飲み子に乳を与えながら「珠理奈が14位・・・。小野恵令奈のようになったらどうしよう・・・」と本気で心を痛めているのだった。
さて仕事の話を。今出ている、というかもう出ていないかもしれない『ぴあ』で『さや侍』主演の野見隆明、『サイゾー』のカルト芸人特集で殿方充ホーキング青山、ケータイよしもとの『月刊楽しんご』で 楽しんごのインタビュー記事書いています。以上敬称略。
ホーキング青山氏に「昔「すっとこどっこい」で同じ客としてよく見かけてましたよ」と話すと、「えー!? それ僕が芸人デビューする前の話ですよ!」と の返事が。1990年代前半。銀座小劇場で行われていた大川興業のライブ「すっとこどっこい」に私は足繁く通っていて、当時から青山氏はあの容姿でギンギ ンに目立っていたのだ。その青山氏の車椅子を、江頭2:50が地下の劇場に笑顔で運んでいた光景はよく覚えている。
そんなエガちゃんも原発問題で揺れる最中、被災地に匿名で救援物資を届ける男前な一面を見せて・・・と思いを馳せていたら、ある記憶が蘇ってき た。昔、江頭が組んでいたコンビ・男同志で原発作業員のネタをやっていたのだ。
本棚を探したら資料が残っていた。1993年ワニブックス刊の高田文夫責任編集『続・キンゴロー』。
コントは江頭の相方・コンタキンテの第一声で始まる。
「ボクがエイズになって、もう1年か。早かったなあ・・・」
来た会心のツカミ! いやいやいやそんなわけはない。こりゃ絶対ダメだ。
と烙印を押したくなる気持ちを抑えて先を読み進めると、本人の由来を一切問わない原発エイズ患者のコンタを作業員として囲いながら、上司の江頭が 「うちは差別ないから!」と対応しながらコンタを差別しまくる、今読むと幾層にも社会批判を含み、同時に気楽には笑えないコントなのだった。でも当時のライブではこれが結構ウケていたのである。
終盤では原発で火事が起こり、呼吸困難で気を失った江頭にコンタが人工呼吸を施す。息を吹き返した江頭がコンタを「人殺し!」と詰り始め、その態 度に耐えかねたコンタが江頭の首筋に噛みつき、「ギャー!!」で幕引き。今読むと幾層にも社会批判を含み、同時に気楽には笑えないコントなのだった、という か当時もラストでは誰も笑ってなかった。
文章が長くなったが、結局私が何を言いたいのかというと、大川興業総裁選挙またやらないかなということ。私の中では大川豊前田敦子で、江頭が大島優子寺田体育の日仁藤萌乃ちゃん界隈です。