フットカットエピソードバトル(baseよしもと)

テーマに沿って1分間のトークを披露し、つまらなかった芸人は舞台から姿を消していくサバイバルトーク企画。結局のところ、大阪若手の喋りのレベルは高く、千鳥・大悟による一連の故郷のツレ話は、最後の最後に「刺青」のキーワードを混入させてご破算にする感じを含めて、抜きん出て面白かった。そしてくすぐりをたんまり入れて客席を沸かせていたspan!・水本は、「面白い」というより「面白げ」な空気を演出することに長けていた。
はたしてイベントは、手堅い内容のスーパーマラドーナ・武智が優勝。しかし、イベント発起人である武智はこれまで3回開催して3連覇したらしい。大悟が「何かあるやろ」と疑惑の目を向けるまでもなく、私も角川書店の俳句賞を角川春樹が受賞した時のお手盛りな臭いを感じていた。エンディングで「僕も『人志松本の○○な話』に呼んでください!」と熱く訴えるところを見ると、どうも大阪で実績を作って中央に乗り込む画を描いてる模様である。これはこれで「イギリスでレコードデビュー」の称号をひっさげて日本に現れた鈴木杏樹のことを思い出す。