2010-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスイブの夜にRGにオールナイトであるあるを聞かされる会(ヨシモト∞ホール)

一度カラオケボックスで「RGにカラオケを聞かされる会」を経験していたため、似た系統のライブに夜を徹して行く必要あるかな〜と逡巡していたら、まさかの、本当にまさかの前売り券完売。そんな非常事態にRG史編纂委員(非公認)の血が疼き、イリーガルな…

中川家の寄席(シアターサンモール)

ゲストは千鳥ととろサーモン。3組のトークでは、中川家・礼二の「幼少時代、車掌のモノマネのしすぎで病院に連れて行かれた」話はおなじみながら、その他にも「大阪で酔うと嫌がる後輩を引き連れ、スナック「コッペパン」かスナック「じゃがいも」に向かって…

2011年版漫才 爆笑問題のツーショット(イマジカ 品川プロダクションセンター)

DVD収録用の爆笑問題1時間漫才ライブに運よく招かれる。もちろん内容は書かないけれど、前説の瞬間メタルが必死に食い下がる姿が心にしみた。私が瞬間メタルについて知ってることといえば「ボケ担当のタケタリーノ山口が大喜利をやるとすぐ「ゴリラ」と「肛…

飯野賢治の枕詞は「Dの食卓の」

最近ずっと原稿書いてます。忙しいんです。今出てる『Quick Japan』で鳥居みゆき、エレ片、『サイゾー』でナイツ、ちょっと前にau公式携帯マガジンで松村邦洋のインタビュー記事書きました。あと『農業経営者』『プレジデントファミリー』にも書いてます。 …

M-1グランプリ2010 準決勝(両国国技館)

もうM-1の予選会場に足を運ぶことはないと思っていたら、国技館の枡席が魅力的でつい会場へ。囲碁将棋がM-1の予選でずっぽりハマる光景を初めて目撃する。囲碁将棋のこれまでを凝縮した総決算的漫才。でも、決勝には指先ひとつ届かなかった。 準決勝24組が終…

ハチミツ二郎結婚式(ルミネtheよしもと)

ハチミツ二郎と元メロン記念日・斉藤瞳の公開結婚式へ。東京ダイナマイト特有のプロレスのリングサイド的関係者と、新婦目当てのメロン記念日ファンが会場を埋め尽くし、よそのお笑いライブでは絶対に見ない客層、というよりニューヨークのような人種の坩堝…

スリムクラブ真栄田ひとりライブ「東京っていい街だなあ」(浅草花月)

スリムクラブ真栄田による単独ライブはネタをおろすのではなく、手製の年表で真栄田の歴史を振り返る内容に。「幼少期の真栄田は家に火をつけて火事を起こした」「幼少期の真栄田はドブにはまって死にかけた」「上京した真栄田の隣部屋には頭のおかしいフィ…

月刊コント11月号(よしもとプリンスシアター)

開演時間に遅れて劇場に入ったら、シンデレラコントに打ち込むインポッシブルが舞台上でいきなり死んでいた。その後、ダイアンのジャンケン修行コントがとっても面白くて、「実のところダイアンはコント体質なんじゃないか?」と考えていたら、再び登場した…

グランジvs鬼ヶ島(よしもとプリンスシアター)

グランジも鬼ヶ島も追っかけているわけではないのに、2組が合間見えると聞いた瞬間、何か「気配」を感じて劇場に行ってみる。グランジの遠山と五明が女装して客を招くスナック風トークコーナーが、関係者いわく「水商売っぽくゴシップや悩みを聞きだす予定だ…

みなさんこんにちは。忙しいです。てんてこ舞いとはこのことです。B`zの稲葉がキリキリを舞ってる横で、私はてんてこを舞ってます。今出てる「サイゾー」で高須光聖×大根仁対談、ケータイよしもとの「月刊ピース」でロングインタビュー、少し前に出た「Weekl…

D関無双(よしもとプリンスシアター)

有象無象の芸人が集まるサバイバル大喜利で、吉田サラダが剣士のような鋭い目で図抜けて面白い回答を量産。途中から差を感じた他の芸人が「こいつばかり目立たせてはまずい…」と束になって襲いかかるが、それさえも斬り捨てていた。カッコよすぎる。久しぶり…

勝手に!「君に届け」風早君オーディション(浅草花月)

スケジュールにこの公演を見つけた時、「俺には縁もゆかりもないイベントだな」と思っていたら『君に届け』ファンの猥婦が行きたいと騒ぎ出し、まさかの付き添いで同行することに。一応『君に届け』も4巻まで読んで予習する。律儀だ。「矢野さんが中学で百人…

10×○○(よしもとプリンスシアター)

「俺はお笑いオタクじゃない」という自戒の言葉を毎日復唱し、掛け軸にしては予備校の入り口に掲げているものの、「同期生」というキーワードに抗えない私だ。しかしかつて腕も人気もある東京NSC9期生のイベントを見るためルミネに向かってみたところ、会場…

「友近も濡れる街角〜BICCHONKO〜」(ルミネtheよしもと)

本人の意固地な気骨は何も変わらないけれど、年々亢進する性欲に比例して面白くなっている友近の単独へ。関西弁がこぼれる紀香のDJ、大河ドラマ風女中、ハリセンボン・春菜とのタクシー運転手スケッチ、藤井隆とのアイドル歌謡合戦、どれも面白かったけれ…

漫才バトルG1(ルミネtheよしもと)

先行予約でチケットを買った理由が一切思い出せないばかりか、当日に台風が直撃して「なぜ?」という気持ちを整理できないまま向かった「漫才バトルG1」。16組の若手が磨かれたネタを披露する中、ハブが本物のギターをつまびきながら「SAY YES」を熱唱し、…

寿司屋でアナログフィッシュを注文したらシーラカンスが出てきた

一度見たかったアナログフィッシュが大所帯でライブをやると聞いて、九段会館へ。好きな曲は何曲もある。でもメンバーの名前になるとあやうい。その程度のファンである。 ステージを眺めていて、昔、トミーズ・雅がブラックマヨネーズについて語っていた「普…

シティボーイズミックス PRESENTS「10月突然大豆のごとく」(新国立劇場)

恒例のGWから秋へと季節が滑り込んでいたシティボーイズのライブへ。「いい年齢のジジイたちがひどくバカバカしいことをやっている」要素を抜いても通用するぐらい、今年は特に面白かった。今回の成功であと3年先までは見えたのではないだろうか。終演後、…

上方落語九雀亭(亀戸文化センター・六階和室)

演目は「これこれ博打」「A型盗人」「骨釣り」。ゲストの柳家ろべえが師匠・喜多八の枕をモノマネではなく完コピして、喜多八を知ってる客からも、知らない客からも均等にスベっていた。なんだかよく分からないのだが、私はその光景を「いいな」と思って眺…

22世紀寄席(シアターブラッツ)

東京吉本の多摩川グラウンドことシアターブラッツへ。噂に聞いていた「22世紀寄席」は来世紀には売れているであろう若手を集め、観客の挙手によって売れる時代を判定する、時空を超えた陪審員制度である。というシステムだけでも十分画期的なのに、シアター…

出会い系で森ガールを自称する女に会ったらヤノマミだった

今出ている『Quick Japan』で国分拓×大根仁による「ヤノマミ」対談、高須光聖、ロッチインタビュー、『Agrizm』で柿沢安耶(パティスリー・ポタジエ)との編集長対談、ダイヤモンド☆ユカイ連載など、あと『農業経営者』や『プレジデント・ファミリー』、ケー…

マッスルハウス10(後楽園ホール)

ついにこの日がやってきてしまった天才・マッスル坂井の引退興行へ。号泣したらどうしようと心配してたところ、坂井の慧眼が見抜いた菊地毅の「妙」を大プッシュし、ラストでは自身の結婚&妻の懐妊から浮かび上がった「産めよ殖やせよ」のメッセージを試合…

笑い飯・千鳥の大喜利ライブ(ルミネtheよしもと)

出演だけでなく観覧の芸人も多い「ハブのタンドク」は、いよいよ会場1/4のスペースが芸人シートに加工されていた。入場するなり、若手芸人が三等客船の三等客室のようにゴロゴロしているので、「あれ? 今日、平田オリザの芝居を見に来たんだっけ?」と勘違…

ハブのタンドク〜茶番だヨ!全員集合〜(シアターブラッツ)

やっぱりカワイイガリットチュウ(シアターモリエール)

毎年夏の終わりに行われ、いよいよ二十四節季の「大暑」と「立秋」の間に割り込みそうな気配すらただようガリットチュウの単独ライブ。今年はすっかり夏が去り、「秋なの? もしかして冬なの?」と世間が首をひねっているタイミングで開催された。 今回はオ…

吉本道産展〜いいいネタ揃ってます〜(よしもとプリンスシアター)

仕事柄、「今、どのテレビ番組が面白いですか?」と聞かれることがあり、そのたび「テレビ・・・。最近見てないですねえ。あ、リモコンなくしてからここ2年はテレビつけてないかな?」ともはやテレビに見切りをつけた人間を演じてみるのだが、実際のところ、…

D関無双(よしもとプリンスシアター)

東京ダイナマイトのタッグワークに「強さ」を感じた。高僧・野々村の野々村こと川谷友紀子が全然錆びてなかった。 なんて感想どうでもいいでしょ? みんなが知りたいのはRGの活躍なんでしょ? 俺のこと「RGナタリー」って陰口叩いてるんでしょ? 書きま…

日本のフリースタイルラップの端緒は、みのもんたの「珍プレー好プレー」

今出ている教育系雑誌「プレジデントファミリー」で乙武洋匡の著者インタビューを、シールが貼ってある学術専門誌「BREAK MAX」(コアマガジン)でKICK☆、ロケット団に取材してます。あまり自分の仕事に酔うタイプではありませんが、いいバランスで仕事して…

雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!!LIVE(神保町花月)

TBSラジオ『雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!!』が終わって半年。その溜まりに溜まったリビドー放出イベントのチケットが回ってきたので神保町へ。私が『ブリンッ』を長年愛聴した最大の理由である「ノーブレーキーでボケまくり、相方でさえ止めるのを…

ことぶ季寄席(浅草・ことぶ季亭)

浅草のはずれにあるマンション一室を改築した寄席で行われる、秘密結社的寄席へ。三遊亭白鳥が二席。仙台を舞台にした古典落語「ねずみ」が銘菓「萩の月」の味の秘密にリンクしていく一本目のネタを見て、この人は天才じゃないかと真剣に思う。 そして二本目…

スーパー方言漫才 千鳥10周年記念 スーパー千鳥スーパーパーティー(ルミネtheよしもと)

長年待ち続けていた千鳥の東京ライブ。ノブの声が割れていない! そしてツッコミが冴え渡っている! そんでもって白い靴のカカトがウンコ踏んだレベルで汚ねえ! と叫びたくなる漫才はどれも面白く、特にノブが「癖!」とツッコみ続けるかかあ天下の漫才は腸…