やっぱりカワイイガリットチュウ(シアターモリエール)

毎年夏の終わりに行われ、いよいよ二十四節季の「大暑」と「立秋」の間に割り込みそうな気配すらただようガリットチュウの単独ライブ。今年はすっかり夏が去り、「秋なの? もしかして冬なの?」と世間が首をひねっているタイミングで開催された。
今回はオープニング恒例の芸人仲間をかき集めた大茶番芝居、マキグソをあしらった舞台美術、ただやりたいという理由だけで撮影した熊谷の箱根温泉レポート、全く似ていない熊谷のマイケルジャクソンのモノマネ、熊谷が特に歌えてない「アジアの純真」大合唱など、例年以上に学芸会濃度が上昇していた。もちろん全国でおもしろ学芸会トーナメントが開催されたら、余裕で優勝だ(後にプロが参加していることが発覚して優勝は剥奪)。
見終わってこのライブに抱いた印象に「不必要にキラキラしてる」「成熟してない」「やっぱりカワイイ」など、いろんな言葉をはめていった結果、一番しっくりくるのは「頭が悪い」であることに気づく。来年も行かなきゃ。
そんなライブの翌日は夏の終わりが宣告されたわりに、Tシャツ1枚で過ごせる温暖な一日だった。