2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

カルピス一社提供番組『ゲンエキ』

『ゲンセキ』は若手芸人を発掘する番組で、MCは木梨憲武。そのオンエアにおけるほとんどの間、木梨は少年のような、という陳腐な表現が差し支えないほどにキラキラした笑顔を浮かべている。この笑顔を「ノリさんぐらいのステージに立つと若手に優しい」と…

カリカコント3(ルミネtheよしもと)

舞台を見ている最中から「ああ今えらいもの見せられてるなー俺は」という思いがよぎっていった怒涛のライブ。 動きとツッコミの少なさや、声の小ささの言い訳として機能しがちなシュールのレッテルをベリベリと剥がすかのように、2時間もの間、カリカは動き…

”木村カエラ”と”霧のソフィア”はちょっと似ている

pinoの広告で、何の必要もないのにストラトキャスターを小脇にアイスを食べる木村カエラの姿が面白くて仕方がない。 ボーダフォンのCMでも無理からエレキギターを携えていたカエラ。おそらく本人と事務所はアーティストの記号としてギターを持ち出してるの…

三浦半島を出よ。そして猿島へ渡れ

「スタジオパークからこんにちは」で、現場焼けした主任補佐がやたらちやほやされているので怪訝に思っていると、よく見たら新刊『半島を出よ』の宣伝に現れた村上ドラゴン龍だった。 村上ドラゴンスープレックス龍。この10年まともに新作を読んでいないとは…

「ぼくもいくさに征(ゆ)くのだけれど」「逝ってよし」

友達の稲泉連くんが偉業を成し遂げていたことを今さら知る。それも実家の母親からの「新聞で見たわよ。あんた友達なんでしょ?」という電話で。 http://www.asahi.com/culture/update/0412/014.html?t 私の引越しでレンタカーを運転してくれて、『あしたのジ…

青山円形劇場「鶴瓶噺2005」

初めて笑福亭鶴瓶のトークライブへ。終盤に若干の決まりごとを入れながら、フリーで2時間・5日間を別内容で一人語りする驚異のライブである。 はたして鶴瓶の一人語りは、時代を切り開くような新しいセンスがあるわけでもなく、中にはそれほど笑えない話もち…

米が酒に変わるミラクルを指して仰木マジックと呼ぶ

今号の『ナムバー』は野球選手25名がベストゲームを振り返る好企画。近鉄のエースだった阿波野秀幸が挙げているのは伝説の10・19、近鉄‐ロッテ戦だ。その試合内容は今さら説明する必要もあるまい。試合中に近鉄のデービスが強制送還されて、ロッテの愛甲が借…

青年14歳から15の夜を経て原田16才に昇格

現在、下北沢ではもっともチケット困難が入手と言われる芸人が公演を開催している。お笑いとアートの融合に成功したことで名高い……そう、原田16才だ。 本多劇場でRA★MENSが何してるなんて知らんがな! リンクで飛んでこられるのが嫌だからG★MENSみたいに表記…

若手theよしもと5じ6じ(ルミネtheよしもと)

取材でルミネに足を運んだついでに、久しぶりに5時台のライブを観覧する。ほとんど見ることがなかった80バトルは3月に終わっていて、再び舞台は5じ6じに逆戻り。火星旅行している間に滅んだ地球で再び文明が甦り、帰ったら結局風景は何も変わっていなかっ…

長髪・茶髪・不精ヒゲで横浜・多村がヤカラ三冠王に

先週の日曜日の横浜‐中日戦。1点差で9回に登板した横浜の抑え・佐々木主浩は逆転本塁打を浴びて敗戦投手になった。昨シーズンから数えて、実に4連続リリーフ失敗である。 否が応にも世間は「いよいよ引退か?」と騒ぎ始める。しかし佐々木は男だった。翌日、…

曙のK-1初勝利になぜか「感動した!」と涙ぐむ反・小泉派

魚住昭の労作『野中広務 差別と権力』を読む。 本文では野中が世話になった田中角栄の生い立ちも振り返っていて、それによれば戦時中に角栄は土建会社を設立。巨額の金を手に入れた。そして、 『田中の政界入りのきっかけをつくったのは田中土建の顧問をして…

馬の代わりにトナカイが走る明石家サンタ杯

酔って帰りしなテレビをつけると、明石家さんま&島田紳助の2ショットが視界に飛び込んできた。どうにも『うまッチ』という深夜の競馬番組で十数年ぶりの共演が実現したらしい。 二人の画面(えづら)だけで十分凄いが、何一つ間が空かないトークの応酬は驚…

東京ダイナマイト単独「DYNAMANIA」(シアターアプル)

3年前の冬。コンビを組んで間もない東京ダイナマイトはシアターアプルにいた。そのライブの感想をハチミツ二郎は後日「すげえ。吉本にいればあんなライブが出来るのか」とHPの日記にしたためている。その年、二人を圧倒したダイノジはM-1決勝進出を果たし…

キングカズ自伝『こんな夜更けに「バボラ!」かよ』

遅ればせながら大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞のダブル受賞を果たした渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ』(北海道新聞社)を読む。筋ジストロフィの重度身体障害者とボランティアの日々にふれたノンフィクションは、四つの意味で…

三重のカー。ユーの紀伊

日比谷野音でゆらゆら帝国のフリーライブを見る。日比谷でゆらゆら帝国。東京という子宮の中心にどす黒い精子が受精された気分だ。相変わらず新曲はほどよい湯加減に狂っていて、今日も坂本慎太郎は暴れて逃げ出そうとする巨大鮮魚のようなギターを力で押さ…

告知東急

痴漢容疑で捕まったザ・ミラーサイトこと植草被告に対する判決が「罰金50万円と手鏡の没収」。大岡裁きか?

告知2

アメリカザリガニの平井が竹刀を振り回してレスラーをシバいていると思ったら、北斗晶でした。

告知

明日の土曜日。私が一枚噛んでいる、一枚噛んで味がなくなったあと銀紙に包んで道行く無職にぶつけているイベント『厚木レコード』が三軒茶屋で開催されます。 http://www.sevendays.com/atsugi-records/ 興味ある人はぜひどうぞ。もちろん私はゆらゆら帝国…

リウマチ患者にガチで技をかけられる。それが真の関節技の鬼

どこに公式発表されているわけでもないが、サブミッションズが解散した気配。ダイノジ・大地の日記には”元サブミッションズの前田”と明記され、4月のルミネのスケジュールにもコンビ名が見当たらない。関節技を多用した木戸修の引退のように、彼らはひっそり…