2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

東京ダイナマイト関西

3月にルミネで開催される『ダイナマイト関西』は本日がfandango先行発売。私は発売前からパソコン前に貼りついていた。 はたして発売開始15分後。清算処理をしようとたところ、”売り切れ”の4文字がくっきりとディスプレイに浮かんだので、軽く発狂してみた…

座薬がないので尻に弾丸を挿入したら人類初飛行が実現

自動小銃AK47をめぐるアフリカの事件を追った、松本仁一『カラシニコフ』を読む。傑作。同書はいわゆるルポルタージュとして扱われるべき本なのだろう。だが私の中で松本仁一は町山智浩と並んで、ほとんど完全体に近い形をしたコラムニストである。 ビート…

大きな空、小さな世界……はい、牛丼は並で

タイライクヤが結成したソラモレンズのファーストアルバム『大きな空 小さな世界』がすこぶるよい。 どれだけ想像の翼を広げても羽の隙間をすり抜けていくような詩をリスナーに突きつけるという部分は、なんとなく初期のスピッツを思わせる。絵画的なイメー…

和尚が秘密の蜜を舐める時にだけ見せるアルカイック・スマイル

最近はっと気がつくとbase芸人スマイルの仲村について考えていることがある。 面白いのかつまらないのか、新しいのか古いのか、好きなのか嫌いなのか、何一つ結論は出ていない。しかしただ一つ確かなのは、将来ブレイクすることがあるとして、ホリに「スマイ…

対比をテーマに、間口の狭い話題をいくつか。

ハバナ産葉巻をくわえてプラスチックバットを振り回す岩鬼

好企画が多い「excite books」の中でも群を抜くグッドジョブ。 http://media.excite.co.jp/book/news/topics/116/ というのも私は教育テレビで放送していた『ふるさと日本のことば』をせっせと録り溜めた”若い女性が発する方言フェチ”だから。地方に行けばフ…

吉本新人計画(笹塚ファクトリー)

”その他大勢”枠からは抜け出した若手が固定客を相手に発想の狭いネタを披露する、芸人筋力がほとんど鍛えられないステージに。見るべきものは特になく、私は半ば義務づけられた順位づけアンケートすら提出しなかった。唯一、外に向かったネタ作りをしていた…

刑務所のレクリエーションで「バスケがしたいです」

仕事が片付く。読書に励む。人から借りた井上雄彦『リアル』を読む。 おそらくほとんどの人は井上雄彦=『カメレオンジェイル』と思っているだろうけど、これ滅茶苦茶面白いよ! 今までマンガは青木雄二と福本伸行の作品しか読んだことがない私にとって、こ…

ゴジラvsキングオブコメディ(恵比寿エコー劇場)

規制の間を無視して、ひたすらいびつな発想でコントを破壊していくキングオブコメディの単独。ライブ名にゴジラの名が冠していたから、どんな迫力で都市を殲滅するのか期待していたところ、怪獣の通過後に街の風景は何も変わっていなかった印象。 コントの息…

平熱38度。人はそれを高熱と呼ぶ

発端は友人Kの一言だった。 「サンボマスターの新譜、前のアルバムに比べてオシャレになったよね。ホーンセクションやシンセも入ってるし、ギターもほとんど2チャンネル鳴ってるし」 私は手元にある、まだ未聴の新譜を驚愕の眼差しで見つめた。チンカス臭…

サンボリマスター

さて最近、更新がないのは仕事に明け暮れているせいであります。 サンボマスターの新譜『サンボマスターは君に語りかける』を購入。朦朧とした意識で次アルバムのタイトルを考える。 『サンボマスターは黄身を型にかける』『サンボマスターは岸に橋をかける…

戸籍偽造に整形で生まれ変わった新しい私。でも携帯電話はそのまま

こなすべき仕事が山積みで、充電が半日と持たない携帯電話は買い換える必要に迫られている。宮本輝の『優駿』を読み出したら止まらないし、買ったばかりの中村一義『OZ』はCDトレイに入れたまま。 一体、何から手をつければいいのか? 一瞬すら疎かにで…

納豆がないのでトルコアイスに薬味を入れて混ぜてみる

編集者と打ち合わせのため、特別な思惑もなく近くにあったトルコ料理屋へ。 店内の匂いをどこか懐かしく感じたのは、10年も前、私が1ヶ月ほどトルコをふらふらと旅行していたせいだろう。そのことを編集者に話すや、 「そうだったんですかあ。じゃ、注文お任…

タイムマシーンにお願い。靖国通りを通って四谷まで。

知人から1月3日、TBS深夜に放送していた『ウンナン芸人祭り』がえらいことになっていたと聞く。ビデオ3台をフル回転させていたというのに裏のNHK『日本の自然/里山・命めぐる水辺』に釘付けで見逃してしまった。うおー(四肢が痙攣するあまり、ほのか…

世界キワモノ演芸2004ファイナル!!(ロフトプラスワン)

昨年6月に同場所で開催されたイベントの決勝大会は、予選と本選で出演者の顔ぶれがほぼ同じという自由ぶり。トーナメント表を並べるとまるで間違い探しだ。 さて、けんじるvs汗かきジジイ、増谷キートンvs大西ライオンの垂涎カードで幕を開けた戦いは、のっ…

千を越えて万手観音

以下、留まることを知らないほどに下ネタです。 友人と飲んでいたところ”手マン”というフレーズを投げかけられて閉口する。手マン。名は体位を表すほどに分かりやすい言葉ではあるが、その直接性は強すぎやしないか。 そこでもっと爽やかな呼称として「手塚…

baseVSルミネ(ルミネtheよしもと)

M-1グランプリ決勝進出コンビが6組も出演する豪華きわまりない布陣。最近ルミネでは登場するだけでざわめきが起り、笑いの量も通常の3割増しと笑い飯に吹いていた観客の期待感は全て南海キャンディーズの元へ。ネタも期待の半歩先をすり抜けていく完成度で、…

豆腐の角に頭をぶつけたあと鈍器で殴られて死ぬ

震える白い直方体の塊をひとつ、老人は慣れた手つきでビニール袋の中に放り込む。その光景を私は主婦の肩ごしに見ていた。 交差点に面した豆腐屋を初めて利用したのは半年も前のこと。木綿2丁を頼んだ私に店番のおじいちゃんが「おまけしとくからね」と耳元…