2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

円丈一門vs三丈一門・昼の部(お江戸日本橋亭)

新作落語の東西の雄である三遊亭円丈と桂三枝の弟子たちが繰り広げる代理戦争は、師匠のネタがほとんどなくて、ほとんどがコーナーライブのような大変楽しい興行。それにしても「朝青龍」「JAL」「米軍基地」の三題噺で普段使ってるであろうデブネタをこ…

EAST MEETS WEST〜若手芸人東西交流戦〜(よしもとプリンスシアター)

大阪吉本のイキのいい若手を東京吉本のほどよく熟成した若手がネタとコーナーで迎え撃つライブ。ジャルジャルが登場した時の歓声の大きさ、前列を占めるお姉さんファンのルックスの良さ、そしてそのヤリヤリな感じに圧倒的な人気を実感する。その他は漫才で…

肉糞亭一門会〜ちべたい鉄で鼻、叩いちゃろかっ?〜(よしもとプリンスシアター)

肉糞亭は関西落語会における笑福亭、月亭と並ぶ三大亭号。と思ってる人に説明しておくと、肉糞亭とは肉糞亭スポーツこと野性爆弾・川島が、接触した芸人に肉糞亭脇に腐り肉(天津・向)だの肉糞亭アナルバール(劇場の女性スタッフ)だの、ありがたくない芸…

TOKYO9(ルミネtheよしもと)

ハリセンボン、しずるを筆頭に、ライスだの囲碁将棋だのジューシーズだのエリートヤンキーだの、面白い人材を輩出している東京NSC9期生が集うライブへ。何も考えずに行ったら、客の98%が女子で心底ビビる。 当然見所も多かったが、とにかく心に残ったの…

レイチェル・ウォレスをmixiの同級生機能で探せ

ロバート・B・パーカーが亡くなった。テレビとマンガとネットで日々を送る皆々様にはなじみの薄い、アメリカのハードボイルド作家である。私は代表作『初秋』を読んで人生を学んだ。というのはカッコつけた記憶の増幅で、固有名詞がよく分からない料理の描写…

漫才orDIE(シアターモリエール)

2003年前後、ダイノジが漫才の実力をあげるべく定期的に行い、M-1出場権を失ってからはなりをひそめていたライブ「漫才orDIE」がこのたび5年ぶりに復活。毎回伸び盛りのゲストを3、4組呼ぶ構成もそのままで、今回は天狗、磁石、POISON GIRL BAND、スピードワ…

ピンネタプリンス〜ピン芸人ではない芸人が、ピンネタをやります。〜(よしもとプリンスシアター)

マキタスポーツはコンビ芸人を「職業」、ピン芸人を「業」だと規定した。それはその通りで、見る側にとってもピン芸はいたたまれない人間が漂着した最後の終着駅であってほしい。だから聡い非・ピン芸人が「R-1」のために戦略を立て、あまつさえ評価を受けて…

レオちゃん第3回単独ライブ「グレムリン3」(劇場バイタス)

『ダイナマイト関西』の素人予選に参加した時、プロのオーラをバリバリ発散させる回答を連発していて、それ以来個人的なアイドルとして輝くレオちゃんの単独へ。 描線もコマも崩れた4コママンガのようなショートコントはどれも面白く、特に最後に披露したネ…

くまえりの放火でっか!?TV

今発売してる『Agrizm』でダイアモンド☆ユカイの連載、おいしっくす・高島社長×編集長対談、ケータイよしもとでモンスターエンジンのロングインタビュー、ちょっと前に出ていた『プレジデント』で立川志らく、土田晃之、棗一郎弁護士の記事、確か来週発売の…

JIMBOCHOトーク「野爆トーク」(神保町花月)

バッファロー吾郎・木村&中山功太のトークライブに行くついでに、その後の野性爆弾トークライブも見ておこうかと一緒にチケットを購入したところ、目的のライブには仕事が重なって行けなくなり、いそいそと後者に出かけてみるが、ライブが始まるや仕事の疲…

ハリウッドザコシショウinワシントンホテル

私がお笑いを観測するうえで大きなテーマだった「なぜケンドーコバヤシは世間に受け入れられて、ハリウッドザコシショウは受け入れられないのか?」。その答えが先日のTBSラジオ「ケンドーコバヤシのテメオコ」のゲストにザコシショウが招かれたことで導…

友達の友達第1回公演「友達の友達」(シアター711)

友達のふじきみつ彦君が作・演出を務める「友達の友達」旗揚げ公演に行く。観劇の数日前、一緒に行く予定だったM本さんに「ふじき君が嫌がるような差し入れをしませんか?」とメールしたところ、「菊の花束」「排卵日検査キット」「TENGA詰め合わせ」…

シベリア少女鉄道スピリッツ「キミ☆コレ」(新宿・タイニイアリス)

大傑作「永遠かもしれない」から1年半。劇団名に「スピリッツ」をもりこんで奇想劇団・シベリア少女鉄道が帰ってきた! 懐かしい! 何が懐かしいって、大胆な仕掛けがカスッた時に何か一言言いたくなるこの感じが! 今回は流行のWスープどころかVスープぐ…

新年工場見学会2010(アトリエヘリコプター)

五反田団を中心にした演劇人が集まって、正月気分が抜けきらないうち盛り上がってすぐさま撤収するヒットアンドウェイな公演。五反田団の出し物は「黒田の一生」、ハイバイは「金子たけのりの半生」。あまり面識がないというTHE SHAMPOO HATの赤堀を演じる前…