友達の友達第1回公演「友達の友達」(シアター711)

友達のふじきみつ彦君が作・演出を務める「友達の友達」旗揚げ公演に行く。観劇の数日前、一緒に行く予定だったM本さんに「ふじき君が嫌がるような差し入れをしませんか?」とメールしたところ、「菊の花束」「排卵日検査キット」「TENGA詰め合わせ」「テンガロンハットとブルロープ」の返信が2・67秒ほどで返ってきたので、「なんと心の汚れた人間なのだ!」と嫌悪感を抱きながら、対抗して「ボーリングシューズ」「『加治隆介の議』全巻」「松本がクリック証券のCMで乗ってる木馬」「塩」と送り返そうとしたが、「共演してる内田慈ちゃんに嫌われたらイヤだな」とひどく冷静な気持ちになり、1・48秒ほどで日和ってM本案を拒絶する。
ということで当日は極普通の祝酒を手に劇場へ。
もっと演劇の雰囲気を押し出してやり過ごすのかと思ったら、私からするとゴリゴリのコントがいくつも。特に『誕生日』は名作で、ふじき君は友達の友達的距離感を描かせたら抜群にうまいのだった。ふじき君とM本さんを逢わせたのは私だが、旗揚げ公演の成功を祝って、ふじき君はM本さんの友達という位置づけに格上げしよう。