2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

INU喰うな

町田康が所属していたパンクバンド・INUの『メシ喰うな!』を聴いている。どんな歌詞を書いていたのか。ボーカリストとしての実力はどんなものか。そんな興味を抱いてCDを手にしたのに「声がコントで調子に、それもかなり調子に乗った時のサバンナ・高橋に…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

ふと劇場に足を運ぶとピンネタに挑むレイザーラモンRGが登場。本当に偶然ながら「ビッグポルノ」「世界キワモノ演芸」「ぴん祭り」など、最近行われたRGの東京仕事ほとんどを私は目撃していることになる。もちろん注ぐのはファンの視線ではなく、保護監…

3発目の座薬は肛門を突き抜けてやはり僕の胸に

先日、某大物コントグループを取材した。現場に向かい、いつもの仕事のテンションを保ちゆるりとした緊張感で挑んだら、「よろしくお願いします」と顔を上げた瞬間、しゅぽーんと意識が飛んでしまった。よく考えれば客演を含んで数名に膨れ上がった顔ぶれは…

コヤブライダーの横をハーレーで併走するデニス・ホッパー

今朝も4時に起床し行水を済ませて写経をする。少量の菜食を摂った後には寺の廊下を乾拭き。そうして清冽な気持ちになって始めて『なるトモ!』と正座で向き合う。 ふと見るとこれまで外回りだった小藪千豊が吉本新喜劇の座長になったおかげか、スタジオでコ…

笑福亭鶴瓶がチムポを出した瞬間こそ本当の『鶴の魔』

なりふりかまわないお願いがございます。昨日放送の『鶴の間』、品川庄司・品川祐が出演の回を録画した方は貸してもらえないでしょうか。芸人の絶対漫才音感を問うこの番組、アンジャッシュ・児島の回すら録画したというのに、録画して見ずに消して読まずに…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

アジアン目当てで劇場へ。すると予想していなかったすごい光景を見る。 各芸人がネタ終了後に始まったゲームコーナー。それまでMCを担当していたまちゃまちゃがゲームに加わるため、司会はレイザーラモンRG一人に委ねる展開に。しかしながらRGは、説明…

DJが被告席にターンテーブルを持ち込み、それに合わせて弁護士が検事をDISる地裁ナイト

私が一枚噛んでいる、噛んでいるように見せかけて舌の上でさんざん転がしたグミを反芻した後に未消化のまま放屁して外に放出するイベント『厚木レコード#10』が来週土曜に三軒茶屋で開催されます。 http://www.sevendays.com/atsugi-records/ いつもはdj hon…

キュートン(恵比寿エコー劇場)

昨年末に放送された吉本興業十字軍遠征番組『オールザッツ漫才』。バッファロー吾郎の両氏は、奇しくも互いのHPにおいてこんな感想を同時に漏らしている。「インディーズ臭を失った」と。 今回の『キュートン』で私が抱いた感情もそれ。幕が開いて、くまだ…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

コンビ揃って地味なルックスに不必要なタッパを誇る囲碁将棋の漫才に惹かれる。技術は若手のそれながら、発想は芸人として必要な資源を備えている感じ。 そしてその資源が石炭やら石油の類ではなくコスモレベルに到達しているのがカリカだった。「明日の本番…

冨田ラボではキリンジとエリンギを栽培している

テレビをつけると、きたろうが眼鏡をかけてヒゲを生やしてずっと大竹まことの顔真似をしている。よく見たら冨田恵一だった。ひとりシティボーイズ2/3。何人いるのか分からない。 それにしても『トップランナー』見るまで冨田ラボが今井メロみたいな人名だと…

R-1MAXで「コスチュームが面白いだけ」と酷評を受ける魔裟斗

そろそろR-1ぐらんぷりが決勝を迎えるらしい。私の予想はコロッケと神無月の一騎打ち。ここにMrボールドと調子のいい時のなぎら健壱がからんで、あと昨年末の『漫談日本一決定戦』からおもしろ三国志を鈴木工枠で…… と思ったら、誰もエントリーすらしてな…

テーマが「レトルト」のビストロスマップ

トリノ五輪に行ってテロップで「中居キャスター」と紹介されていたSMAP・中居くん。何か悪さをして「稲垣メンバー」みたいな役職がついたのかと思った。最初からSMAP全員がそういう呼び方を定着させればややこしくないのに。香取ダイエッター。木村タクヤー…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

バッファロー吾郎がMCと知り、バッファローファミリー(自称&非公認&180親等)としてルミネに向かう。 改めて驚いたのはバッファロー吾郎・木村の司会ぶりで、ライブの前半で手堅くスベっておきながら、気がつくと後半は挽回して会場を笑いの渦に。その…

私が司会のユンボ安藤です。(北沢タウンホール)

おそらく週刊ゴングの連載陣つながりと思われる芸人が集った事務所越境ライブ。というかプロレス好き芸人がプロレスの話してプロレスのネタやってプロレスファンが喜ぶのだから、正確には「ライブ」ではなく「部室」である。面白くないわけがない。私にとっ…

笑い飯・千鳥の大喜利ライブツアー(ルミネtheよしもと)

ライブをハシゴして下北沢から新宿へ。40分遅れで入場すると、会場はどんな回答にでも爆笑するトランス状態にできあがっていた。多分私が来る前に客席でハシシを回していたのだろう。 遅れて見た舞台は、バッファロー吾郎が切り開いた重く響く大喜利文化をそ…

新ネタ!ピン祭り!!(ルミネtheよしもと)

喫茶店で芥川賞候補作が掲載された西村賢太『どうで死ぬ身の一踊り』を読んで、笑いを堪えるのに苦労する。帯には「暗くて、惨めで、だから可笑しくて」とあるが、「だから」というより「なのに」可笑しいのである。町田康の描く”駄目”がアニメなら、西村が…