2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

余一回”柳家喬太郎の会”(池袋演芸場)

当日券を求めて窓口に並んで粘っていると、バックパックを背負った黒いポロシャツの不審な男が列に接近してくる。よく見たら劇場入りしようとする喬太郎師匠だった。「みなさんわざわざありがとうございます。……まさか今日は期待して来たんじゃないでしょう…

ガリットチュウ単独ライブ(シアターサンモール)

熊谷がとにかく絶好調。古畑任三郎のパロディで”クオリティ”という言葉とは無縁の田村正和模写を披露し、福島のマニアックモノマネのMCやアドリブを強要されるロボットコントでは「まあこれくらい出来たら上等じゃない?」と観客が地上5センチで設定した…

ホリプロお笑い夏祭りスペシャル〜ストロング混合〜(安田生命ホール)

ホリプロコムの芸人によるシャッフルコントライブ。オキシジェン+魚でFは修学旅行の夜という若手ユニットコント定番中の定石の設定でげんなりする。しかし始まってみると女風呂を覗きに行くしょうもない展開がイカ臭くて頭が悪くて妙にキラキラした快作に。…

東京ダイナマイト祭り(日比谷野外音楽堂)

全国をドサドサと回ってきただけあって、東京ダイナマイトの漫才はこれまでになく絞れた出来。常に人の二歩先を行っていたセンスを半歩ぐらいに縮めてきて、ひどく見やすくなっていた。 ライブは東京ダイナマイトと縁のある芸人が続々登場し、エンディングで…

ダイナマイト関西2006(後楽園ホール)

いい作品を仕上げようという重圧に縛られて画家の筆が止まったり線が震える中、ケンドーコバヤシだけが白いキャンバスにバケツ一杯の塗料をぶちまけて去っていたイベント。ダイアン・西澤の素早くて正確なタッチやバナナマン・日村のわりばしペンを使ったと…

友近単独「高いところから失礼をしております」(ルミネ the よしもと)

3年ほど前、関東では絶対無名の友近を見るためルミネに行ったことがある。おそらく東京での初舞台。「お笑い養成所で自分を面白いと勘違いしてる素人」を演じて、キレイにスベっていた。そして今日の単独を見るかぎり、売れるべくして売れた技術とよく売れ…

タイのSMは女王様がコツコツとローキックを当ててくる

ジョンベネちゃん殺害犯逮捕。今秋公開の『40歳の童貞男』のプロモーションかと思った。 しかし事件は何も解決していないのだ。何よりジョンベネちゃん回顧のVTRでちょくちょく流される「私はカウボーイのカレがほしいの/乗馬やムチの打ち方を上手に教えてく…

やくみつるのパリコレクション

新聞のテレビ欄にNHK『クイズモンスター』本日放送分の内容が紹介されている。 「子供に人気のカードゲームの面白さを取り入れたクイズ番組。(中略)プロレスラーの藤波辰爾さん一家と、やくみつるさん率いる商店街チームが対決する」 こんなにも早くやくみ…

フットボールアワーとか(シアターモリアール)

ダイノジ、カナリア、千鳥を迎えた漫才ライブ。昔ダイノジが主催していた「漫才 or DIE」に近い構成だなーと回想していたら、そのダイノジが絶好調。客の下に這いつくばってもぐりこむ漫才でハートをつかむと、トークコーナーでは大谷が前に出てポイントを稼…

一刻館の正面にそびえる病院坂の首縊りの家

めぞん一刻がTVドラマ化とのこと。管理人を務める音無響子の役が伊東美咲に決定した。 結構な話である。ここ最近の勢いを重視するなら相武紗季だっていい。『CanCam』の「エビちゃんシアター」のみで再現可能という執行猶予を課すのならばエビちゃんだって…

チュートリアルトークイベント「おはなし」(時事通信ホール)

東京初のトークライブは”勢いと実力がある大阪芸人がこなすトーク”の期待以上でも以下でもない至極まとまった内容。一番秀逸だったのはランディーズ・中川の結婚式で泥酔する福田のお宝映像で、その目つきは完全に純・心神喪失者だった。私や世間が口を酸っ…

ブースの中でナンバーズを高速スクラッチするDJ

最近は仕事が少なくて、気が着けばナチュラルな夏休み、ナチュ休みに突入しているのだった。 そんな私にとっての真夏の登校日「厚木レコード♯12」が、8月12日(土)の三軒茶屋マナマナで開催されます。 http://www.sevendays.com/atsugi-records/ 日も傾きだ…

柳家喬太郎独演会(横浜にぎわい座)

前座噺特集という物珍しさに惹かれて横浜へ。しかしよく考えたら前座噺が3席。1日に朝食だけ3回食べて腹いっぱいになるものか、と勝手な不安に襲われる。 さて演目は「たらちね」「道灌」「金明竹」。「金明竹」の関西人差別模写は朝のバイキングでどて焼き…