2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ラ・サプリメント・ビバpresents「おもしろクラッチヒッターvol.3」(阿佐ヶ谷ロフトA)

数分でも面白いサンプリング&当て振りを1時間弱も大放出する圧巻のライブ。今日から私の中で、ラ・サプリメント・ビバはラ・ケブラーダ、ラ・九州と並ぶ日本の三大ラだ。

ハリウッドザコシショウミニ単独ライブ「警察沙汰」(Beach V)

開演前、業界事情通から「最近、ザコシショウはハンマーカンマーネタ(古畑任三郎が延々と「ハンマーカンマー」を繰り返す26世紀感覚の斬新なモノマネ)ばかり要求されて、少しノイローゼ気味になっている」との情報を得て不安になっていると、いきなり一発…

笑い飯・千鳥の大喜利ライブ(よしもとプリンスシアター)

笑い飯・西田と天津・向の回答の安定感とか、カナリア・ボンが端々で見せる大師匠への無礼とか、髪型を気にして小道具のヘルメットをかぶらなかったギャロップ・毛利の自意識過剰ぶりとか、見所がたくさんあったのに、振り返って一番記憶に残っているのは千…

ダイナマイト関西(ABCホール)

本選はケンドーコバヤシ圧勝で、昨日のようにドラマチックな要素な特になし。大喜利以上に、入場の際、ケンドーコバヤシがバッファロー吾郎・木村館長に挑発を繰り返し、延々と舞台に上がらないリック・フレアーばりの戦術や、これまた木村館長との思想が全…

コヤブソニック2009(舞洲コヤブソニック特設会場)

大阪演芸界のa-nationことコヤブソニックを見るため、大阪港を望む舞洲へ。 イベントが始まり、小籔と一緒に市川AB蔵姿で登場したRGが、「お〜い、お茶!(ミネラルウォーターを取り出し)水味」のオープニングギャグをかますと、それまでざわついていた…

ダイナマイト関西〜ヤングマスター〜(ABCホール)

決勝はオードリー・若林とスリムクラブ・真栄田で、これが早実・斎藤と駒大苫小牧・田中の投げ合いのような柔と剛のエンドレスラリーに。この戦い何時間でも見られるな〜と思っていると、「アラフォーの女性が言いそうなこと」のお題に対し、真栄田が「強か…

通天閣劇場 TENGEKI(STUDIO210)

『森脇健児の楽屋噺』リスナーにとっては聖地巡礼である、大阪松竹の地下アジト・通天閣劇場へ向かう。普段声しか聞いていない宮崎げんきやシンデレラエキスプレス・渡辺、昔一度だけ角座で見た親娘漫才師・浮世亭三吾・美ユルなどの姿を確認する。娘の美ユ…

週刊・張本勲(第6回)

第34話 近鉄戦でハリーが打席に立つと内野手、外野手が右に移動。実は「王シフト」が開発される前年、近鉄の別当監督は張本シフトを生み出していたのだ。「別当監督の名誉のためにも、私に対する特別シフトの方が一年早かったことをお伝えしておきます」と語…

ダイナマイト関西〜外伝〜(ABCホール)

バッファロー吾郎20周年・1ヶ月31公演を見るために大阪へ。一体どの公演を見ればいいのか迷い、本当は『キムラソニック』や『福島美食倶楽部』のために大阪を日帰りして、周りから「いや〜、あの人は通だねえ」と賞賛を浴びたかったのだが、結局、ダイナマイ…

LIVEワラb1/2(baseよしもと)

「ゲームLIVEワラb」は前半はツッコミだけを集めたツッコミゲームコーナー、後半はボケだけを集めた大喜利コーナー。両方とも藤崎マーケットが要所で大きな笑いを取っていい仕事をしていた。 そして意外な個性で目を引いたのがクロスバー直撃。もっと線が細…

ゲームLIVEワラb(baseよしもと)

やりすぎフェスタ2009「テレビではしゃべれない 天王洲猥談ライブin新宿」(大久保公園特設テント)

猥談師7名による猥談ライブ。もっと何でもありになるかと思いきや、DVD用のカメラが回っていたため、一線を越える過激さはなし。伝言ダイヤルでの一夜を語ったすっちーが、純粋な話芸の力で爆笑をかっさらっていた姿が実にカッコよく、リットン調査団・藤原…

肉糞亭一門会〜どうも、シャバ僧です〜

肉糞亭は関西落語会における笑福亭、月亭と並ぶ三大亭号。と思ってる人に説明しておくと、肉糞亭とは肉糞亭スポーツこと野性爆弾・川島が、接触した芸人に肉糞亭ゴミ食い(雨上がり決死隊・蛍原)だの肉糞亭ワニブックス(バッドボーイズ・佐田)だの、あり…

下北沢ミステリーライブ(北沢タウンホール)

平日の午後1時。白昼堂々行われるミステリーライブは出演者が分からないはずなのに、囲碁将棋の1時間単独ということがあまねく知れ渡っていた。先日の単独から1ヶ月も経ってないのにかかわらず新ネタをこさえてきた囲碁将棋の漫才は得意のフォーマットを駆使…

品川サマフェスタ baseよしもとLIVEワラb 東京出張編(よしもとプリンスシアター)

最近、仕事がおそろしく忙しく、原稿を書く時間が足りない。にもかかわらずお笑いライブのチケットを無軌道に買っていたら、今週だけで13枚にも達していた。これは正気の沙汰ではない。どうしてbaseよしもとの出張ライブ、15時開演と19時開演の2枚も買ったん…

ピンクの白鳥(シアター711)

三遊亭白鳥とその仲間がその名の通り下ネタを披露するノーブルな興行へ。目を見張ったのは講談師・神田京子と詩人・桑原滝弥の夫婦によるコントで、最初は生産性の低い内容がだらだら続いて、芸人結婚式2次会のような余興感を発していたのが終盤に一変。上半…

高いジンを底まで飲んで試飲会

今発売中の『Quick Japan』でロッチ、バカリズム&BOSE、THE GEESEインタビューに三遊亭円丈『ろんだいえん』の書評、『サイゾー』マイケルジャクソン追悼特集でマイコーりょう記事、ケータイよしもとのNON-STYLEロングインタビュー、和希『銀座ママの給与明…

ジューシーズ単独ライブ「和太鼓和尚のまんじゅうの角」(北沢タウンホール)

最近勢いを感じるジューシーズの単独へ。単独になると「新しいことやらなきゃ!」スイッチが入り、普段のボケ−ツッコミ路線をはずしたネタに踏み込んだ途端、失速どころか錐揉みで墜落していく若手をたんまり見てきたが、ジューシーズは例外。東京に対するネ…

週刊・張本勲(第5回)

28話 「1967年から私はプロ野球でそれまで誰も成し得なかった四年連続首位打者になった」で始まり、打撃理論を公開。前回少しふれたスランプ期の話はどこへ? 29話 首位打者のライバルである近鉄のジャック・ブルームを赤坂のステーキ屋に誘い、セーフティー…

週刊・張本勲(第4回)

全国1億1000万人と諸外国在住のハリーチルドレンのみなさま、お待たせしております。何も刺激を受けない回は手短にまとめてます。 22話 入団2年目、日米野球で4番に抜擢されて大活躍 23話 万年Bクラスの東映に水原監督が就任。監督の手綱さばきに全員が意識…

MAE AGE LIVE(∞ホール)

近くでやってた仕事が早く終わったので劇場へ。夕方4時に渋谷で行われるMAE AGE LIVEは観客の8割が少女で、不審者手帳一級の私はいつも肩身を狭くしている。しかしそんな周囲の剣呑な空気を緩和させてくれるのが、ヒッキー北風、大西ライオン、とっしーとい…

白鳥ジャパン2009大独演会(東京芸術劇場中ホール)

あの立川志の輔をゲストに迎え、白鳥が最後に披露した演目は「鬼ころ沢」。一言でまとめるなら「遭難した雪山で、女に火縄銃で狙われる」という大して笑いどころのない怖い話が1時間も続く「鰍沢」という落語を、登場人物をたこ焼き屋に差し替え、いつものよ…

MAE AGE LIVE(∞ホール)

1年前『マンスリーよしもと』の福岡レポではやたら絶好調ぶりが報告されており、上京後、消息をつかみかねていた桃組を、ようやく見ることができる。「ドラえもん」をテーマにツッコミがボケの事後処理に走るスタイルは、こなれていて新鮮。増殖し続ける上京…

囲碁将棋単独ライブ「ALL SUMMER LONG」(シアターブラッツ)

漫才が「同級生だった女子をけなそうとしてるのに実は賞賛してる」「海沿いのコンビニで水着で行っても大丈夫か確認」「アンラッキーナンバーを言わせようとする戦い」など、どれもが細い細い道を行くネタなのに、60分が根こそぎ面白い圧巻の単独。こんな高…