週刊・張本勲(第6回)

第34話 近鉄戦でハリーが打席に立つと内野手、外野手が右に移動。実は「王シフト」が開発される前年、近鉄別当監督は張本シフトを生み出していたのだ。「別当監督の名誉のためにも、私に対する特別シフトの方が一年早かったことをお伝えしておきます」と語るハリー。どう好意的にとらえても、別当監督の名誉のためにはお伝えしていない。
第35話 昭和46年、ロッテ戦でホームランをぶちかまし、5打者連続本塁打に貢献。舞台になった東京スタジアム(所在地が南千住!)の大きさが気になる。
第36話 東映は日拓に身売りし、さらに日ハムへ。ハリーも10年ぶりに3割をきる。
第37話 突然、「兄さん」と慕っていた力道山のことを回顧。力道先生が朝鮮半島出身を隠していることが気にいらず、「どうして言わないんですか」と迫るハリー。16歳年上の英雄に突っかかるとは! もちろん鉄拳制裁を食らう。
第38話 トレードの噂が流れ、太平洋クラブのオーナーから声がかかる。しかし太平洋クラブには同年プロ入りの江藤慎一がおり、「激しい気性の持ち主で、私とは合わない」という理由で辞退する。16歳年上の力道先生に挑んだハリーにとって、3歳年上の江藤はもはや年下のようなもの。
第39話 結局、35歳で巨人へトレード。財界の巨人応援グループ「無名会」では、三菱重工の河野会長がハリーの巨人入りに反対するが周囲に説得される。反対した理由は「私の気性の激しいのを嫌って」。