2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

東京ほとんど大阪(ミニシアター新宿Fu-)

なぜか事務所横断で大阪の若手芸人が東京に自費で乗り込んできて、関東人のご機嫌をうかがうライブの昼版。 もう普通の漫才をやっていては大阪では生き残れないのか、カットボール的変化球で詰まらせるタイプの技巧派が多い。とりわけ、さかなDVDの「おっぱ…

トッパレvs大阪連合(ミニシアター新宿Fu-)

なぜか事務所横断で大阪の若手芸人が東京に自費で乗り込んできて、関東勢と血で血を争う抗争を繰り広げるライブの夜版。 噂の電波だけがビリビリ届いていたDr・ハインリッヒの姿をようやく拝むことができる。本当に発想と全センテンスが狂っていて、姉妹の二…

でもそのナン、パンケーキじゃねえ

10月1日発売のダカーポ特別編集「早稲田大学の実力」で、今をときめく小島よしおにインタビューしてます。 http://book.magazine.co.jp/action/detail.do?seizoBumonCd=DCZ&seizoGosu=200702 広末涼子、WAGE、選挙に落選した父親など、タブーなしで取材に応…

カリカはM-1に出たいです!(ルミネtheよしもと)

この数ヶ月、毎回2本のネタを月2回かけてきた漫才ハードツアーの打ち止めライブ。十数組出演した中で目を見張るような新機軸はなかったが、ひとつの謎を4分間延々と引っ張る手法をモノにしたカナリアの安達がM-1用に隠し玉を持っていそうな気配がして大変気…

西野亮廣独演会「話すぜ。」〜残暑の候は西野で好!〜(シネマライズ)

なぜか今、私の関心をひきつけてやまないキングコング・西野の独演会に潜入する。小粒な話を滔々と重ねていく様は独演会というより、バイエルの小曲を延々と奏でるピアノ発表会のようだった。全てを見終えて私の胸に浮かんだ一言は「古い」。もちろんファン…

「ビキビキビッキーズ!」のポーズとカルト宗教団体の祈祷が偶然一致

ビッキーズが解散した。2003年のbaseよしもとオフィシャルブック『B面03』(ぴあ発行)を紐解くと、こんな発言が載っている。 須知「周りの芸人がメディアの仕事増えていくのに、僕らには何もなかったもんな。だから月に1度の『ガブンチョWAR』だけは1位取…

早朝バズーカは憲法9条の武力に該当しないと最高裁が判断

早くも今年度バラエティ番組の最高傑作との呼び名が高い『リンカーン』の「世界ウルリン滞在記」。ゲイのマーチングバンド編&練馬の極悪ラッパー編の面白さを友人と振り返っていたら、「あれって『元気が出るテレビ』そのものだよな!」と指摘される。あま…

彗星のごとく現れた○○が、今夜新風を巻き起こす〜!(次に地球に現れるのは76年後)

新聞のテレビ欄を見ていたら、芸人界の野村サイボーグ工場『エンタの神様』に「Pパン」の文字が! 人力舎の若手・ピーナッツパンが出るのだろうか。あんな健やかな漫才をする女性芸人が早くも毒牙にかかるなんて……。絶対に番組は「これも入れると美味しいか…

ハッスル・ハウスvol.28(後楽園ホール)

大谷晋二郎からしこたま胸板にチョップを入れられ、アン・ジョー司令長官にスキあらば小突かれ、骨肉を砕かれては細かく刻まれ、挙句は三枚に下ろされたRG。それは膾(なます)以外のなにものでもなかったけれど、瀕死の小魚が懸命に全身をひくつかせる姿は…

ダイナマイト関西RX(zepp tokyo)

まず特記すべきはお台場で終演時間が23時半だったこと。23時を過ぎた頃から会場には都心なのに山中で日が暮れだすのと同等の不安感が立ちこめ、決勝ではいつも会場を支配する「どうかこのまま戦いが終わらないように……」という多幸感はほとんどなく、「早く…

志の輔らくご ひとり大劇場(国立劇場)

演目は「バールのようなもの」「八五郎出世」と来て、凡作のためこれまで演者が誰もいなかったという円朝の「政談月の鏡」に。それもサスペンス風に仕立て、志の輔が大好きなドラマ「24」の仕掛けまで盛り込んでいた。もちろん落語の世界にテロはなく、日本…

サイキックミーティング2007 昼の部(九段会館)

竹内義和が動いているところを初めて見た。数々のゴシップを見てきたかのように語る姿に「”2ちゃんねる”そのものにアバターが必要なら、この人を起用すればいい」と思った。

友近単独ライブ「残暑夏将軍」(ルミネtheよしもと)

完全に気のふれた世界観の「チーズおばさん」、ただ倖田來未のモノマネをやりたいだけの「クミ先生」、大阪の朝ラジオの雰囲気を模写した「まいど、西村竜平です!」が絶品。「まいど…」では、人生幸朗師匠→川藤幸三の系統が見え隠れする、大阪特有の言いっ…

マッスル15(北沢タウンホール)

なんと毎日内容異なる内容だった3日連続興行の最終日へ。「食わず嫌い王」や「エヴァ」をいいように利用しながら筋を運びつつ、最後はマッスル坂井の内面というあやふやな設定の中、坂井と飯伏幸太がいつものスローモーションや凝った仕掛けに頼らないまっさ…

藤木源之助のちぎれた腕の下からサイコガンが……

残虐時代劇マンガの『シグルイ』を読んでたら、どう見ても『コージ宛』にしか見えないコマが出てきた。この後にムジナとか登場したら、嫌だなと思う。 ところで今月号の『マンスリーよしもと』の21Pに掲載されているチーモンチョーチュウ・菊地のコラムは必…