マッスル15(北沢タウンホール)

なんと毎日内容異なる内容だった3日連続興行の最終日へ。「食わず嫌い王」や「エヴァ」をいいように利用しながら筋を運びつつ、最後はマッスル坂井の内面というあやふやな設定の中、坂井と飯伏幸太がいつものスローモーションや凝った仕掛けに頼らないまっさらにエキサイティングなプロレスを展開した。そのマッスルに似つかわしくない簡潔さは3日間もネタを放出してもうチリひとつ残っていない坂井の脳中を表しているよう。試合を真剣に見守るがゆえ、客席には戸惑いと優しさを含んだ暖かい凍てつきが広がり、そのしみじとした空気がなんとも心地よかった。
とか何とか能書きを垂れながら、サブカルに精通した顔をしながらも全くエヴァを見たことがない私だ。ビニール傘に書いてる「EVA」となんか関係あるの? じゃなくて『お笑いマンガ道場』で川島なお美の前にレギュラーだったハーフのタレント・エバのこと? シンクロ率低くてすいません。逃げちゃダメだー!(以上、全エヴァンゲリオン知識終了! 撤収)