マッスルハウス10(後楽園ホール)

ついにこの日がやってきてしまった天才・マッスル坂井の引退興行へ。号泣したらどうしようと心配してたところ、坂井の慧眼が見抜いた菊地毅の「妙」を大プッシュし、ラストでは自身の結婚&妻の懐妊から浮かび上がった「産めよ殖やせよ」のメッセージを試合にこめるでもなく口頭で説明。最後まで血で血を洗う面白さだったので、涙が全く流れなかった。
私が「マッスル」と邂逅したのは2006年。当時カラカラに干上がっていた心のプロレス荒野に、「マッスル」を見たことで一輪の花が咲いた。今もプロレスとつながってるのは、「マッスル」があったからだ。「マッスル」からはチケット代の何千倍もする感情をもらった。出合えてよかった。
だから。
本当にありがとうございました。




という思いを、興行終了後に出口でファンと握手する坂井さんに伝えようとしたら、完全に目が飛んでいて何も聞いちゃいなかった。
蛇足。「マッスル」一番の思い出。かつてTスポのM本さんに「合コン行きません?」と誘われその気になっていると、後日、こんな連絡が。
「すいません定員オーバーになってしまいました。マッスル坂井さんとRGさんが来るので」。
てんい・・・
てんい・・・
店員という立場としてでもいいから参加してみたかった合コンーーッ!!(なぜかRGのシルバーウルフの絶叫で「マッスル」に対するもろもろの感慨おしまい)