2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧
相変わらず狂った世界観のコントを延々と続けるチャンス大城に笑う。普通この手の芸は気の違いパワーが一点集中して力づくで笑わされるものだが、チャンス大城は平坦に狂っているのである。初速と終速が同じ狂気。もしかするとバッターボックス(劇場)の評…
『やりすぎコージー』を見ていて、何気なく今田耕司が漏らした一言に目からウロコやら鰭が落ちる。その台詞とは「だんだんスタジオの空気がナニワになってきましたねえ」だった。 ちょっと面白い企画があるとすぐ追随ネタに走る・その企画も「寝技王決定戦」…
M-1決勝を見に行く。まだ準決勝進出コンビが決定した段階? 何それ? 池袋北口界隈でM-1って言ったら「漫談日本一」しかないでしょうが! 年末のたかだか2時間半番組にいい大人が気持ち悪い表情浮かべて語りすぎなんだよ! ついでに私が”R-1”と呼ぶのは河村R…
ささやかに始まっていたマキタスポーツの定例ネタおろし会へ。芸はもとより、トークや文章でいちいち鋭い指摘をするマキタは、「片岡鶴太郎はモノマネ芸人の出でしょ。ボクシングにはまるとか、書にハマるとか、あれ、そういう体(てい)のモノマネじゃない…
子「おかあさん、なぞなぞだしてー」 母「なぞなぞねえ。じゃあ「はい」と鳴く鳥は?」 子「……なんだろ」 母「難しかったかな? それじゃね、食べられないパンは何?」 子「……わっかんない」 母「分かんないかあ。じゃあ、上は洪水・下は大火事。これなーん…
約一日の空白を経て、森田から返しの句が届く。 「ダグモアを 集めて速し 最上川」 「いい国作ろう ダグモア幕府」 あまりにもあんまりな内容なので「あんまりなレベルだろこれは!」とメールを送ったところ、「そんなことないよ〜。フォー!」という返信が。…
ひねもすパソコンに向かって原稿を書いている。煮詰まって焦りを隠せないでいると、携帯電話のメール受信音が鳴った。ディスプレイを覗くと、久しぶりに旧友のファット森田の名前が表示されている。サブジェクトは「ボス出演」。 「われらが永ちゃんが今夜の…
告知を。来週末の26日(土)、厚木レコード#9でDJします。更新所が遠路ミネソタにあるため、依然として情報が#8のサイトはこちら。 http://www.sevendays.com/atsugi-records/ dj honda宗一郎こと私の出番は17〜18時。前回は亡き人を偲んで岡村靖幸の楽曲…
とにもかくにも連戦姉妹にたまげる。ブサイク地球の北極・南極というよりアラスカ・南アフリカ共和国あたりに位置するフェイスと不必要に美しいプロポーションを持つ姉妹が、造形以上の醜さを限界まで引き出しながらお互いをけなしあうという漫才。もはや面…
「今春、人生で初めて花粉症に見舞われた石原都知事が花粉症対策を発案。来年度予算にはスギ伐採に27億円を投じる方針」(日経WOMAN) これほど石原慎太郎を分かりやすく伝える出来事は後にも先にもきっとないだろう。というか世間が半分想像で抱いていた「…
目を瞠るネタはないものの、ヤカンを使ってノリツッコミするコーナーが秀逸。個人戦はダメでも団体戦でちゃんと帳尻を合わせる日本男子体操のようなチームワークだ。 それとこないだまで小気味いいコントをしていたジャンピングニーが、早くもボケのキャラが…
今日発売の『ぴあ』(関東版)で特集「あなたの知らないお笑い芸人100」のセレクト・執筆を担当しています。 最初この話を編集からもらった時、「いいですねえ。すぐ芸人が思いつきますよ! 元気いいぞうでしょ、立川キウイでしょ、愛奴人形姫子でしょ」と指…
はたして現人神は見つかった。やっぱり日本は八百万の神の国だ! ハラショー。
昨日の中川家×次長課長の『アメトーク!』を録画していた現人神はこの世にいないのでしょうか? 絶縁していた友人でも調停中の妻でもスーパーを建設して小さな金物屋を営んでいた僕の父を死に追いやった大企業の社長でも父本人でも土下座するから貸して!
先月の事務所ライブ行脚から漏れたという理由で、マセキ芸能社ライブへ。パッション屋良やらいとうあさこやら若手なんだかキャリアあるんだか有耶無耶なピン芸人勢は、最近増えているテレビ露出度と足並みを揃えるかのように舞台も好調。とはいえそれより目…
本田美奈子が亡くなった。 私はその全盛期を見ていた。「1986年のマリリン」を皮切りに「SOSTTE」「あなたと、熱帯」を歌い上げながら折れそうな痩身をさらに細くやつし、モーターを装備したかのように腰をキュインキュイン振る様は、何か”踊らされてる”感が…
平成ノブシコブシがネタ中にほぼガチであろうシバキ合いを始め、その空気が影響したのか、次に出てきたコンマニセンチは堀内がツッコミのセリフを2回も間違えて、竹永がネタの放棄しかける事態に。散歩中に軽い小火騒ぎを目撃したようで、ちょっと得した気分…
エルシャラカーニは漫才&MCの面白さもさることながら、ボケの山本改めアロエしろうが4ケタ万円の借金を背負って自己破産を検討中という話を聞いて俄然目が離せなくなる。前月見た漫才が精彩を欠いていたのは、金策に追われていて舞台どころの騒ぎではな…
ハッスル観戦のため横浜アリーナへ。「恋愛」「個人」などの言葉は明治時代に生まれ、以降、概念が定着していったわけである。それ同様、昨日を境に「アメリカンプロレス」という日本語が死に、代わって共有概念「ハッスル」が誕生してしまった気がする。完…
ななめ45°の家庭教師のもとに嫉妬した数学教師が訪れるコントがひたすら秀逸。アンジャッシュのように上手さが目的化するわけでもなく、上手くて面白いのだった。3人並ぶと深夜帯にコンビニレジ内で佇むアルバイトのような特徴に欠けるルックスをしているが…