第125回すっとこどっこい(ミニホール新宿Fu-)

相変わらず狂った世界観のコントを延々と続けるチャンス大城に笑う。普通この手の芸は気の違いパワーが一点集中して力づくで笑わされるものだが、チャンス大城は平坦に狂っているのである。初速と終速が同じ狂気。もしかするとバッターボックス(劇場)の評価が、ダイヤモンドの外や客席(テレビ)に伝わるのは難しいかもしれないけれど。
この日何よりも衝撃だったのはオープニングで、MCの大川総裁が地味な青年を連れてきて登場。そして第一声が「こいつウチの新人なんですけどね、姉歯事務所の孫受けやってたんですよ!」。くしくも国会では参考人質疑が行われていた日に、このタイミングでそれは。久しぶりに大川興業の地力を感じた。紹介した後は建築業界裏事情トークでお腹いっぱいに。この内容を姉歯小路きみまろが知ったら、ショックで外出する日がさらに伸びるに違いない。