2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

夜王を倒した夜回り先生は、教鞭を置いて去っていった(完)

原作・水谷修、画・土田世紀のマンガ『夜回り先生』を読む。夜回り先生が伝えたいことと土田の表現のレンジが1ナノの狂いもなく合致していて、まるで小西康陽が野宮真貴のために作った楽曲のよう。夜回り先生が先か土田世紀が先か。夜回り先が先生か土田先が…

5じ6じ(ルミネtheよしもと)

さんざん相方のハゲにツッコみまくるマキシマムパーパーサムの漫才がよい出来。あれだけ本筋と関係ない部分でハゲに特化して笑いを取ると、ハゲいじりが「ギャグ」ではなく「主義主張」「思想」の類に見えてくるから不思議だ。しかし冷静に考えればハゲは「…

ロックンロール大爆笑王(ロフトプラスワン)

ロフトプラスワンで行われる若手のトーナメント。そこまでの要素は下ネタのアリラン祭『キワモノ演芸』にそっくりなので「さて今日はどんな形状のフグリが見れるかな?」と赴くと、参加24組の芸人が陽にさらされても恥ずかしくないネタをしているので驚く。 …

スワンダイブ式・戸棚の上のものを取る

武道館でNOAHを見る。NOAHらしからぬ凡庸な試合が続く中、メインの丸藤正道vsKENTAは予想通りのすごさだった。そりゃカッパ巻き食べてカッパ巻き食べてカッパ巻き食べてカッパ巻き食べてカッパ巻き食べた後でのウニなんだから不味いわけがない。しかし戦いが…

薬物使用して漫才がめきめき面白くなる真のダークホース

M-1グランプリのオフィシャルサイトを見たら、「weekliぴあでM-1について隔週連載中」の告知が飛び込んできて驚いた。私が担当してるページじゃないか。地下潜伏してる気分で原稿を書いてたのに、こんな灼熱の陽の下にさらされてるなんて! 早く穴を貫通させ…

「ポリシーである『僕はコレクター』が盗用された!」と寺門ジモンが提訴を辞さない構え

雨の野音でコレクターズを見てきた。同じ野音でコレクターズの10周年ライブに行ってから10年、『冗談画報』のネオGS特集でコレクターズを知ってから20年が経つ。年をとった。僕もコレクターズも。だから『2065』が心ににじんだ。だからアンコールでキラキ…

隣室のあえぎ声に耳をすり寄せるのがどくだみ荘のポッドキャスティング

apple社が開発したオイルポット「Oil iPod」を買う。シャッフル機能を利用すると、一旦分けた油と揚げカスが混ざります。 正しい表記は「Oil ipod」ではなく「Oil ipot」なのかもしれない。でも「トドロキ・ジロウ」が「ドトロキ・ジロウ」に改名しても大き…

吾妻橋ダンスクロッシング(アサヒ・アートスクエア)

なぜか参戦していたシベリア少女鉄道は日ハム・ヒルマン監督の優勝スピーチと通訳のやり取りがどんどん出鱈目になっていく二人芝居。「小劇団がアウェイに送り込む笑いを意識したユニットコントは9割がクソ」と日々復唱をかかさず、トイレにも張り紙を張って…

三遊亭白鳥・柳家喬太郎二人会(イイノホール)

ゲストのあした順子・ひろしは、相変わらずひろし師匠が滑稽な小躍りをする鉄板のムーブを連発。さらに寄席芸人とは思えない、南海キャンディーズを彷彿とさせる斬新なオチで客席を文字通りざわめかせていた。なんだあれは。面白すぎる。南海キャンディーズ…

『イロモネア』の南原清隆はK-1における藤原紀香の立ち位置に酷似

すっかり忘れていた情報を。今週発売の『ぴあ』(たぶん全国版)からM-1グランプリ・カウントダウン企画が始まり、今回、ブラックマヨネーズにインタビューしてます。誌面の容量上、聞いた話の3分の1程度しか掲載できなかったのは残念ながら、取材で二人が…

ザ・スズナリにリングを入れたら客が入れずノーピープルデスマッチ

先週末、後楽園ホールで「マッスル11」を観戦した。今回は「アメリカンプロレスみたいなアオリVTRを作りたい!」という願いのもと、カメラワークを駆使しリング上で映像を再現。いよいよ昔のシベリア少女鉄道と肩を並べちゃったよ。まいった。 菊地成孔は…

部屋を暗くして「レディス4」を見た子供たちが引きつけをおこす

なぜかテレビ東京ばかりを眺める夜。スポーツニュースに解説として川崎憲次郎と前園真聖の2ショットが。いや、ただそれだけです。 その前番組「みゅーじん」は杉山清貴を追跡したドキュメント。杉山は「杉山清貴&オメガドライブのバンドとして活動してる頃…