薬物使用して漫才がめきめき面白くなる真のダークホース

M-1グランプリのオフィシャルサイトを見たら、「weekliぴあでM-1について隔週連載中」の告知が飛び込んできて驚いた。私が担当してるページじゃないか。地下潜伏してる気分で原稿を書いてたのに、こんな灼熱の陽の下にさらされてるなんて! 早く穴を貫通させて向こう岸まで逃げてしまおう。
さて先週発売号では今年のダークホース候補を紹介してます。私の分析によれば今回の様相は02年大会に似ていて、昨年度の吉本偏重批判が影響を与えることは必至。その結果、他事務所芸人が枠を広げ西高東低のバランスが是正されるであろう……そんな見地に基づいて厳選した芸人20組なのだ、ということはまったくなく好みの芸人を列挙した次第。とりあえず取り上げたDr.ハインリッヒが1回戦を突破して、カリカの出場が決まって責任は果たした思いだ。あと10年以内にポテト少年団が売れたら、私の先見の明を誰かほめてほしい。
とはいえ今年のM-1がどうなるかなんて分からないし、今後決勝進出芸人を予想することもないだろうけど、「最近はじけた漫才をひとつ開発した」と噂で聞いたダイアンがどうにも臭います。「どりあんず」というコンビ名が発する以上のスメルが立ちこめている。