ダイナマイト関西〜外伝〜(ABCホール)

バッファロー吾郎20周年・1ヶ月31公演を見るために大阪へ。一体どの公演を見ればいいのか迷い、本当は『キムラソニック』や『福島美食倶楽部』のために大阪を日帰りして、周りから「いや〜、あの人は通だねえ」と賞賛を浴びたかったのだが、結局、ダイナマイト関西の3日間というベタな行動に走る。
さて開演前、読書に励んでいると隣席に座ったキレイな女性から「何読んでるんですか?」と声をかけられた。思いもよらないアクションに驚いて「いや、こういう本を・・・」と新書の表紙を見せた後、再び読書へ。しかし頭の中に全く活字が入らず、「あれ? 大阪の人ってよくこうやって声かけるのかな? いや、そんなことねーだろ。これ脈あるんじゃないの、脈が! おいおい、今日俺何の予定もないよ。これ終わった後、声かけたらメシとか行けるんじゃないか? メシどころじゃないな。酔って「ふふ。私のドテ焼きはいかがですか?」なんて言われちゃうんじゃないの? イエス! イエス! 大イエス! うわ〜俺、嫁置いて一人で大阪に来てよかったよー! もう一回言っていい? よかったよー! もしかしてこれ今日で終わらないんじゃないの? これから俺が大阪来るたびこの子が待ってて、京都駅着くなり即ホテルでしっぽりの愛の流刑地コースですよ! で、おわら風の盆に行って花火の音にあわせて腰振って最後は心中ね。く〜ッ、渡辺淳一先生万歳!」と妄想を広げていたら、いつの間にか2時間が経過し公演は終了。隣の女性はそそくさと席を立って、福島の街へ消えていった。
東京に帰って猥婦にこの話をすると、「まず読んでた本のタイトルが『民主党』で−50点。その本に赤ボールペンで線引いてたのが−80点。で、声かけられた後、すぐ読書に戻ったのが−100点。その他ボーナスポイントもろもろを含めて−1万点」の女性目線による採点が。その翌日から私は気さくで自由な雰囲気を出すため、雑誌『The Liberty』を常に持ち歩いているので、劇場で見かけたら声をかけてくださいね! その日の『ダイナマイト関西』がどうだったか? 隣の子が笑い飯の回答で笑っていたことしか覚えてないよ!