MAE AGE LIVE(∞ホール)

1年前『マンスリーよしもと』の福岡レポではやたら絶好調ぶりが報告されており、上京後、消息をつかみかねていた桃組を、ようやく見ることができる。「ドラえもん」をテーマにツッコミがボケの事後処理に走るスタイルは、こなれていて新鮮。増殖し続ける上京組で頭ひとつ抜けそうな気がした。
それ以上に目が離せなかったのが現役大学生らしい南波エリーヌというコンビ。MCのジューシーズ・松橋が指摘していたようにハーフ系AV女優を思わせる芸名とは全く関係なく、ボイスパーカッション、ヘリコプターの音声模写でツカむと、そこからはオードリー・若林のモノマネ、さらに亀田大毅の顔マネへ。ここまでモノマネを軸に組み立てる若手の漫才を久しぶりに見た。また似てるからウケるのである。モノマネの力は偉大だ。
そしてエンディングではふくろとじがダチョウ倶楽部発、Bコース経由の魂を感じる合わせ技ギャグをこれでもかと披露。なぜかこの日、∞ホールに”演芸”が降りていた。