東京ダイナマイト祭り(日比谷野外音楽堂)

全国をドサドサと回ってきただけあって、東京ダイナマイトの漫才はこれまでになく絞れた出来。常に人の二歩先を行っていたセンスを半歩ぐらいに縮めてきて、ひどく見やすくなっていた。
ライブは東京ダイナマイトと縁のある芸人が続々登場し、エンディングではブルーハーツの「千のバイオリン」を二人で熱唱。さらにストーンコールドばりにビールをあおってみせた。お笑いとロックとプロレス。それはハチミツ二郎のポケットの中にあるものを全てさらけだした祭りだった。湿った夜空を見上げて帰ろうとすると、なぜか上半身裸のダイノジ・おおちが東京ダイナマイトと登場して、完全無欠に蛇足のコントを披露。ハチミツのポケットの中にはお笑いとロックとプロレスとデブが詰まっている。