スリムクラブ真栄田ひとりライブ「東京っていい街だなあ」(浅草花月)

スリムクラブ真栄田による単独ライブはネタをおろすのではなく、手製の年表で真栄田の歴史を振り返る内容に。「幼少期の真栄田は家に火をつけて火事を起こした」「幼少期の真栄田はドブにはまって死にかけた」「上京した真栄田の隣部屋には頭のおかしいフィリピン人が住んでいた」など、今年のM-1を楽しむうえでは欠かせない情報を次々と開陳。それにしても昔見たスリムクラブの単独でも、手製の年表でスリムクラブ史を振り返って時間オーバーしていたので、相当自分史が好きなんだろうか。そのうち日経新聞の「私の履歴書」で連載を始めるかもしれない。
そして最後のコーナーでは、自分がこれまで参加した大喜利ライブの名回答をプレイバック。真栄田が大喜利を心の底から愛し、『エンタの神様』を心の底から憎んでいることを改めて確認できた。
なおM-1の準々決勝が行なわれていたこの時期、会場に押し寄せた観客は目測30名程度。年表を眺めて真栄田の話を聞いている風景は、ただの補講である。年末に大きな試験が待ち受けてるのは、教壇のあんただよ!