バカリズムライブ番外編「バカリズム案」(新宿明治安田生命ホール)

バカリズムが思いついた面白いことをだだ漏れにしてスクリーンに垂れ流していく脳内直結ライブ。2時間にわたるネタというか「発表」は、隅から隅まで冴え渡っていて、コントライブよりも得した印象だ。しかし本当に発想が涸れないわ、臓器が震えるギャグも多いわで、ぐうの音も出ません。
圧巻だったのが「バカリズム柴田恭兵でない」命題を記号論理的に証明する発表。結果、命題は証明できず、バカリズム柴田恭兵の可能性が白日の下にさらされることになった。あやうしバカリズム。この先、バカリズムは自分が真田広之でも時任三郎でもトム・クルーズでもないことを証明しなければならない。今明らかになっているのは、柴田恭兵とニセ柴田恭兵(ものまね王座で「関係ないね!」を連呼していた田代まさし)が同一人物でないことぐらいである。