スパイク単独ライブ「つるのひとこえ」(シアターブラッツ)

スパイクといえばボケ担当の小川が超絶的に可愛いルックスをしているため、そのうち美人芸人の代表格として語られていくのだろうが、私からするとあんなに面白い大木こだま大木ひびきを、あんなに面白い兵動大樹矢野勝也を引き立たせるための装置にしか時折見えなくなるように、あんなに可愛いスパイク・小川もツッコミ担当の松浦をおいしくさせるための調味料に見えてくるのだった。
そんなスパイクの単独へ向かって、これまでの松浦に対する印象「トリコロールを超えたかぶいた髪型」「トレードマークのメガネをアクセサリーにあしらった積極的なファッション」「スキあらば絶唱する姿勢」「そしてガッツ」にくわえて、「小川がかんでも失速しない口跡」「コントの愛人役で見せる達者なのに古臭い演技」「私の横席に座って股を◇型に開いて緊張していたのがシアターブラッツ初単独名物:演者の肉親こと山形から娘の勇姿を見るために上京してきた松浦の実父で、エンディングで感動のあまり落涙」「やはりガッツ」の情報を追加する。あと「いわき明星大学という新鮮な最終学歴」も。