中核vs革マルvs郭源治

今さらながら立花隆「中核vs革マル」(講談社文庫)を読む。
私は中核派の拠点となった大学に通っていたにもかかわらず、70年代学生運動の全貌についてほとんど知らなかった。激しい内ゲバエスカレートさせていく中核と革マルが、もとは革共同という組織から分離していったことも。
同門の集団が袂を別って憎しみを深め合う構図は、まさに猪木と馬場、というか極真空手の派閥抗争、もしくはフリッパーズギター、つまるところABブラザーズ、早い話がツーツーレロレロ、敢えて言うならば星セント・ルイス、相当仲悪いらしいぞtake2。だんだん趣旨がずれていってますか。
とはいえお互いがお互いの理論に反駁し、結局、制裁に及ぶ経緯は「真剣10代・武装派」にしか映らない。

さらにリンクして松下竜一「狼煙を見よ」(現代教養文庫)も読む。
学生運動の流れをくむ東アジア反日武装戦線”狼”が、三菱重工ビルに爆弾を仕掛け死者8名を出したこの事件(それと並行して天皇暗殺も計画)。
発生日は1974年8月30日。
奇しくも丁度30年前の今日である。
さらに同日。30年前の日本列島が灼熱に覆われた中、星セント・ルイスは結成3年目を迎えていたーー