F1に夢中な蕎麦屋は厨房をピットと表現

近所の蕎麦屋「D」は置いてあるスポーツ新聞が東京中日スポーツということだけが唯一の特徴という完全無欠に場末の蕎麦屋である。
そんな店内で、先日、店ご自慢の「俺の塩」をすすっていたところ、衝撃の事実を発見した。
箸袋の裏に店のwebサイトアドレスが記されていたのだ。
今時HPぐらいでと思うかもしれないが、卓一つ一つの下には半年前のくたびれた少年ジャンプと週刊実話が詰め込まれ、客の9割はコバルトブルーカラーという「店−場末=蕎麦屋なのにアグレッシブに置いてある肉じゃが」な店の「D」でだ。
さらにアドレスの右端に記されたアルファベットはjpでもcomでもなかった。
ac
どこだそこは。海外にコールセンターを置いて経費節減しているのか? しかしacってどの国だろう。東京中日スポーツ置いてあるから愛知?
後の席で鍋焼きうどんを食べていた作業員が、70歳近い店のオヤジに「おじさん、水」と促すと、いよいよ小春日和全開のオヤジは「お会計ですか? ありがとうございます」を3度繰り返していた。
もはやオヤジの体に通うものは通っていない。もしやAC/DCのDCが落ちたゆえのAC?