一人メールアワード2004

ホメイニ師も腿を上げて走る師走、みなさんいかがお過ごしでしょうか。ちゃんと年内最後の生ごみ回収日に、思い出の臍の緒を泣きながら捨てましたか? 結構! それ以上の理由は深く聞かないから先へ! さて除夜の鐘で借金を翌年に繰り越し、恩赦で元金全額返済を目論む同胞たちに、私から「一人メールアワード2004」をプレゼントです。趣旨としては私が今年送ったメールから素敵なサブジェクトを約50厳選するという企画で、今年で5年目を迎えた内容はやくみつる嘉門達夫と鎬を削るほどの面白さに! それではご鑑賞どうぞ。

「シダ類しか入っていない七草粥」「博士が愛した公文式」「サバイバー優勝者が猿島から帰還」「DJの過剰なスクラッチ摩擦による火事」「センセイの鞄日能研マーク入り」「船から逃げた鼠であふれるディズニーシー」「神菜、頭をよくしてあげよう(暗記パンで)」「ゴールデン街を採掘しても黄金は出ない」「世田谷線の動力は傾斜」「尾崎トリビュートに“また逢う日まで”で参加」「視聴率ゼロの笑点(松本亭清張)」「大井インターよりけものみちが2キロ渋滞」「ケリー大統領候補はトマトをぶつけあう戦争を推奨」「いかれた姉妹、プシ子とサイ子」「高田延彦がヒヨコを鑑定しながら叫ぶ「おまえら男だ!」」「ビッグカメラ・徒労感」「世界の中心で、愛を避ける」「世界の中心で、愛を叫ぶ。ついでにお経も詠んでみる」「もうよく分からなくなってドバイの中心で、ハイホーと叫んでみました」「俺、良品計画」「向田邦子賞の記念品が航空券」「いつもウルトラクイズのハットをかぶっている百瀬博教」「箸でスチームドラムを叩いてご飯の催促」「ピースボートの麻雀は平和縛り」「グレイシートレイン(廃線)」「チェルシーホテルにルームサービスはない」「三宿イスラム語に訳すとモスク」「『CASSHERN』中国語版タイトルは『会社員』」「若手漫才師・ケインとアベル」「長嶋JAPANに参加してヨーロッパの存在を初めて知った中畑清」「月に咲く花のようになるの(NASA公認)」「白いけれど黒船扱いのiPod」「ハワイの青春はウクレレでデンデケデケデケ」「エレアコ(エレクトあそこ)」「サンタが街金にやってくる」「アンガールズにマラソン土佐礼子が加入」「二足のわらじ。三足目は軍靴」「犬も吠えるがキャラバンも吠える」「そしてそっとクイズを出す(みのもんたが)」「元服式にタモリが「髪切った?」」「明日来てくれるかな?(世界の終りが)」「免許書に“マリオカート限定”」「バンドメンバーを時給制で募集」「書を捨てよ、街へ出よう。そして本屋に入ろう」「卒業式に第二ボタンを連打」「ウサギは寂しいと死ぬ(寿命で)」「ドラエもんが出したスモールトンネルをよく見たらチョココロネ」「なすなかだし」「ナースなかにし」「ナースになかだし」

終盤の駆け込みは関西芸人「なすなかにし」をモチーフにソフィティスケイトなアレンジを施し、印象派の名を不動のものにしたヨーロピアンテイスト溢れる連作です。最後の作品に至っては「医療従事者に生命の倫理を突きつけた傑作」とロッキングオンニホンが適当な深読みをしてくれそうですね。
さて今年のメール大賞は、蝦夷ロックフェスの参加を計画中、同行する友人とテントの相談を交わしていた際に送ったサブジェクトに決定しました! それではみなさん、よいお年を。

「テント地と」