KIJ(ルミネtheよしもと)

木村祐一板尾創路千原ジュニアがお揃いの白ツナギで登場したライブは、薄い緊張感の中、企画をこなしていくごゆるりとした内容。闊達に仕切る木村、意外に前に出てボケる板尾に対して、ジュニアは先輩からいじられるどうにも煮え切らないポジションに。その姿は時代を風靡したロックスターがスタジオミュージシャンとしてサイドギターを刻んでる如し。寂しいことこの上ない。つくづくジュニアはリードギターを弾かせてナンボの男だと確認する。
また各自が”家にあるけれど使わずに持て余しているモノ”を持参するコーナーで、ジュニアが持ってきたのは『シャイニング』でドアを叩き壊すような大振りのハンマー。なんでもボクサーの畑山からトレーニング用に貰ったらしい。ジュニアよ昔の狂気があるならそのハンマーを振り回し、舞台上を全て破壊し尽くしてしまえ! と熱い眼差しを送ったが、もし実践したとしても白いツナギを着ているため解体業者にしか見えないのであった。次回はエレキギターの全壊を望む。KISSのようにダミーでいいから。