ネオネオ・ダイナマイトショー(しもきた空間リバティ)

ふらりと浅井企画事務所ライブに立ち寄ってみると、年末恒例らしい若手総出演でNO.1を決めるトーナメント戦。どうにもこうにもイワイガワが他芸人とは3馬身差ほど離して独走していたが、勝負をかけたのか、決勝戦では岩井ジョニ男がまさかのフォーマルウェア&NOメガネに。これが完全に面白さ7割減の大失速で、そこらへんにいくらでもいるコント芸人と区別がつかない出来なのである。ジョニ男がスーツを着ないのは、運動選手がユニフォームを忘れるレベルではなく、力士がマワシなしで土俵に上がるようなものと知る。
その代わりに優勝をかっさらったメカドックは、1・2回戦ともノリだけの漫才にコントで特別面白みはなかったものの、決勝戦の「オッパイ先生」で大爆発。巨々乳の外人女性教師が暴走する、清清しいまでに『ごっつええ感じ』の「Missエロティカ」をパクった設定だが、途中でそんなことがどうでもよくなるほどのくだらなさ。そのコスチュームのまま喜ぶ杉山は、ブリーフを履いたまま手刀を切る力士のように見えた。