柳家喬太郎独演会(神奈川県民小ホール)

演目は新作2本に「按摩の炬燵」。素敵に莫迦莫迦しい新作は「バイオレンスチワワ」「寿司屋水滸伝」とタイトルまでくだらない。「寿司屋水滸伝」の筋は、奴隷として生きてきた板前が初めて自分の店を持ちたいと願い、伝説の甲冑を身にした大将との訣別を決意する。そしてその一部始終を見ていた客の少女は真実の愛と引替えに王妃の座に就き、生きるものすべての運命を照らし出す”無極”へと挑む−−あ、これ隣の大ホールで試写会やってた『PROMISE』の内容だ! まあ全体を通してバイオレンスで水滸伝で按摩が出てきたから、アジアの大作映画一本に匹敵する興行だった気がします。