スシバーで毒を盛られるが、ガリの殺菌力で一命を取りとめる

今もっともホットな話題の「ロシア元中佐毒殺事件」。新聞やラジオで得た情報を私なりにまとめてみる。
政商ベレゾフスキーを頼ってイギリスに亡命したリトビネンコ元中佐は、死の直前に「ロシア大使館員のアナトリキーエフにモニターされている」と語り、殺し屋イーゴリによって殺された説も根強いわけだが、そもそもイタリア人のスカラッミラにイギリスで会ったのも、元上役で銃殺されたプロシーモフから「イタリアに近づくな」と注意されていた背景があり、渡英前にはイスラエルに飛んでユーコスのトップ・ホドルコスキー(服役中)ではなく、No2のネブズリンに接触していたらしいのだから、やはり女性記者・ポリトコフスカヤの死に絡んで殺されたと決めるのは短絡的だし、彼女の死にしたってチェチェン首相のカディロフの影がちらつくわけで、ロシア紙の「イベズスチヤ」や「モスコフスキー・コムソモーレッツ」やイタリア紙の「コリエーレ・デラ・セラ」がうがった見方をするのも当然といえば当然なのだ、と考えているところ今日の新聞を読めば元副首相のガイダルが突然吐血をし、「助かったのは奇跡的」と友人のチュバイス元副首相がコメントしていて、いよいよ私の頭は整理がつかなくなる。
結論としては、イタリア人のスカラッメラの「ッ」は必要なのか? ということだ。ハラショー。