若手大喜利NO.1決定戦決勝戦(シアターモリエール)

この2ヶ月地道に予選が行われた大喜利大会は蓋を開けてみると、予選不参加の佐久間一行やダイノジ・大地、急遽大阪からの刺客として参戦したダイアン、予選で落ちたはずのPOISON GIRL BAND・吉田が出場し、「いくらでも裏口あるんじゃねえか」と誰もが思わずにはいられない胡乱な私立大医学部入学式のような顔ぶれに。大喜利が始まったら始まったで、ダイアンの二人が安定した回答を量産して気を吐く一方、予選を通過したはずのBコース・ハブらはやぶれかぶれの方向に走り、会場は笑いと同量のスベリにまみれるのだった。このイベントのほころび方は実に私の好みだが、日本の医療の行く先が心配だ。
ちなみに一番笑ったのは大喜利ではなく、冒頭の芸人紹介でほとんどの芸人が「今日、相方が吉本主催のフットサルリーグに参加してるんです」と語る中、パンクブーブー・哲夫が言い放った「ウチの相方なんて早い時間から建設会社の社長と飲んでますよ!」の告白。MC・山本吉貴による「古いわ。芸人のタイプが古いわ!」以上の適切なツッコミが見つからない。日本の建設業の行く先も心配だ。