イエス、又吉クリニック

参院選の東京選挙区。火の不始末を起こし同居人を全焼させた丸川珠代は自分だけ助かり、同じマンションの別フロアに住んでた川田龍平になぜか保険が全額下りた感じ。だから丸川はいつだって赤いスーツを着て紅蓮の炎に包まれていたのだ。それにしても丸川が国会議員になれるなら、テレビ朝日アナウンサーの宮嶋泰子は総理大臣に、荻野志保子は県知事に、下平さやかは泡姫ぐらいになれるんじゃないか。
とはいえ今回の選挙でもっとも胸を打たれたのはドクター中松の勇気あふれる言動だ。東京新聞の12候補アンケートで「少子化対策にどう取り組むか」と聞かれれば「少子化対策にラブジェット発明がある」、同じく高齢化問題には「ノーベル賞受賞者が選ぶイグ・ノーベル賞受賞の私の研究「リボディ理論」による」と内容も文末も不安すぎる提案をかかげ、「感銘を受けた本」の問いに「数十冊の自著」、「カラオケで歌う曲は何ですか」に「自分のつくったうた」と答えるクリエイティビティを発揮。こんなドクター中松より票が少なかった黒川紀章って一体……と新聞を読み返したら、「少子化対策」に対して「少子化は起きていない」と断言していた。この世に建築家という職業が存在してよかったね!
選挙とは関係ないけど、絶妙な見出しの記事を二つ。特に「逃げ足」の方のオチが最高すぎる。この記者、町田康のことを「INU時代のボーカルが、サバンナ高橋そっくりの声の奴だろ?」としか捉えてないと思う。このあほんだら。ケツかち割ってやっど。やほほ。(簡易町田康文体)
布袋に殴られた町田康が裏口から脱出
殴られたロッカー町田康、逃げ足速く