一本柳道中双六〜喬太郎勉強会(下北沢「劇」小劇場)

柳家喬太郎師匠の演目は「おせつ徳三郎」と新作落語「棄て犬」の”悲しすぎるラストの舞台が川沿い日本三大落語”のうちの二本。一般的な「おせつ徳三郎」は最後で二人が助かるらしいが、私が今日見た噺はそういうサゲだったのだから仕方がない。おせつと徳三郎が手を結んで姿を消していったのは小名木川――そう、今では川に面してパラマウントベッドの本社が建っているあの川だ。榎本滋民先生、僕も落語研究家になれますか?
ちなみに”悲しすぎるラストの舞台が川沿い日本三大落語”の残るひとつは、こないだ放送していた金八でガリ勉の孝志が夕焼けの荒川に泣きながら石を投げ込んでるシーン。あれ落語でも何でもないけど可哀想すぎるよ! フジテレビの塚越アナウンサー、僕も落語の能書き垂れになれますか?