第49回トンデモ落語の会(浅草木馬亭)

年末のせいか、なぜか浅草の場末に250人の客が詰めかけ、高座にまで座布団を敷いて客を上げる事態に。古い会場を照らす蛍光灯が点滅し、舞台では噺家のすぐ隣で体育座りする素人たち。まるで震災地の避難所のようだった。
演目は「トンデモ落語の会」と「業界暴露話」が必要十分条件として見事に機能する中、立川談笑の貧乏神噺、三遊亭白鳥の「談志が寄席にやって来た」と続いて客席のボルテージはだんだん上がり、最後は立川談之助「海老名人の陰謀」で締め。これが地噺というよりも、ただ2ちゃんねるのスレを見つけて「最新50」を復唱したような実にシビれる内容。どう考えても今日入り口で払ったのは木戸銭ではなく情報料だった。
ちなみに記憶をたどれば出演者のうち出演陣の5名中4名が「×××師匠は男色家」ギャグを入れていたような。2008年からこの情報は解禁なのだろうか。今までの話とは全然関係ないけれど、大晦日に蕎麦ではなくラーメンを食べたくなる今日この頃です。