日本オモロー党(ルミネtheよしもと)

世界のナベアツ、カリカ、増谷キートンらの豪腕が手を組むと知り、この大連立によって日本の政治が変わる瞬間を見届けるため永田町経由で新宿へ。するとライブはとりわけ大きな方向性もなく各自がネタを散発して、若手政治家が横断的に開く早朝勉強会のようなまとまらなさ。瑞々しい歌声が無意味にまぶしいアップダウンと、立ち位置は「オモロカッコいい」に近いはずなのになぜか「グロ気持悪い」の道を全力疾走するピース・綾部の逞しさだけが印象に残った。
なおネタコーナーには「オモローFly A Way」「オモローin the sky」と渡辺鐘らしいセンスのタイトルがつく中、その飛翔のイメージを受け継ぐかのようにパンクブーブー・黒瀬が「怒りを感じると跳躍力が高まる」を実験検証する科学教養ネタ「ジャンピング・クロジュン(黒瀬純の略)」を披露。どうにもR-1ぐらんぷりの第一回戦でカッチンカッチンのキンキンに滑ったネタらしく、この日も舞台上の本人はジャンプしているのに客からは墜落してるようにしか見えないパラドックスを見事に再現した。あんな滑走路にすら入ってないのに起きる飛行機事故、めったに見れるもんじゃない。以上、御巣鷹山からの報告でした。