百式2008(ルミネtheよしもと)

毎年恒例になった2丁拳銃の100分漫才へ向かうと、見るたび確実に増えているツッコミ・修士のボケ比率は全体の半分にまで迫って、いよいよ小堀のボケと”拮抗”の様相に。それでいて本人からボケたがりの気質がほとんどうかがえないのが不思議だ。「百式」「50:50」「2丁拳銃」の数字を使って上手いこと言えそうな気がするけど、暑くて理屈をこねくる体力が残っていません。
なお眼目のネタは中盤に出てきた「玉子ばかり出す寿司屋」で、東京ダイナマイトのコントを見ているような不条理感が秀逸すぎた。その後に展開された恒例のグダグダ寸劇「パイレーツ・オブ・漫才」が実に25分に及んだことを含めて最高だ。
あと気になったのは、会場でさりげなく配られていた「小堀の衣装靴をオーダーメイドします。1stオーダーは¥100,000〜」のチラシ。これ一体誰が発案したのだろう? お笑い業界の外にも広い顔を持つのか、この日は関係者受付がやたら混雑して開演が15分遅れたけれど、私の横に座っていた2丁拳銃ファンの女の子は小掘が放つ渾身のアクションにいちいち「キモいよ〜」を連呼していた。関係者はもう一度お笑い外における小堀の求心力を計測しなおした方がいいと思う。誰かさっきの「百式」「50:50」「2丁拳銃」に「25分」と「10万円」をくわえて適当な公式を作ってください。