囲碁将棋単独ライブ「先手ふみた後手ねだて」(シアターブラッツ)

komecheese2009-02-07

あまりに面白くて、思わず「笑わせていただきました」と平伏したくなった脅威の漫才ライブ。喫茶店でたまたま聞こえてきた隣席の野郎二人の与太話がどういうわけか面白くて、それがまさか70分も持続した感じは相変わらずで、面白かったくだりを書き出してみても、「J-WALKファンであることを告白」「足柄山にトラック運転手が食いつくラーメン屋を開業したい」「中学校の先輩・榎本さんの自慢」「はたらくくるま〜スバル・レガシィ編」など、やはりネタ然としていないのだった。
いまだに囲碁将棋の面白さを伝える適切な言葉が見つからないが、マイクの前に立たずベンチで座ってネタをしても印象が変わらない唯一の漫才師であるような気がする。先人といえば腰痛のため椅子に腰掛けて漫才していた中田カウス師匠(はたらくくるま・路上襲撃編)ぐらいだ。でも前回の単独を見て思いついた「囲碁将棋を咀嚼する糸口は神奈川県出身にあるのではないか」というアイディアが全くかすりもしなかったので、逡巡の千日手はしばらく続くと思います。