シティボーイズミックスPRESENTS「そこで黄金のキッス」

komecheese2009-05-09

毎年「おまえはこのくだらない舞台に7000円払えるのか?」という鋭利な命題を私に突きつけるシティボーイズライブ。しかしこの日が清志郎の告別式だったこともあって、先の命題よりも「今年見ないと次はないかもしれない」不安が大きくもたげてくる。でもこの日は森光子(89歳)の「放浪記」が2000回を迎え、祝福に駆けつけたジャニーズ勢が大絶賛。和田アキ子号泣。なぜか野茂英雄も祝福。なんだか分からないけど、まだしばらくシティボーイズライブを見れそうな気がしてきた。
国立劇場に場を移した舞台は相変わらずのバカバカしさ。でも今年は雑誌の特集で仕事した縁で招待してもらったため、勝手ながら大枚はたいて見るヒリヒリ感に欠けた。来年からは1ファンに戻って、ちゃんと投資します。
個人的に心に残ったのは文庫版型パンフレットに掲載された夢枕獏のコラム。出演陣と著名人が公演名にちなんで「キッス」に関する硬質な文章を寄稿する中、夢枕獏だけ、試合開始前にヒース・ヒーリングにキスしてその場で潰された中尾芳広について熱く語っていた。くだらなすぎるよ。もちろん中尾”KISS”芳広に改名した中尾が。