DDT両国ピーターパン2010(両国国技館)

日本を代表するRGウォッチャーを自認している私であるが、先日レイザーラモンが芯をになうライブ『ビッグポルノ』が行われた時は、「このイベントだとRGがホームの空気だからなー」といまいち興が乗らず結局行かずじまいに。しかしDDTの夏興行で久々リングに上がることを耳にした途端、「これはどう考えてもアウェイだろ!」と躊躇なく会場へ駆けつけた。
TAJIRIvsディック東郷丸藤正道vsケニー・オメガなどの好カードの後、なぜかセミファイナルに据えられた男色ディーノvsHG&RGは、蓋を開けてみれば男色ディーノ学生プロレス時代から憧れていたHGと初めてリングで体を重ねあう「どちらがNo1ゲイレスラーか」をアングルにした男の純情譚だった。そこに何の必要もなく現れるRGは(よくよく考えれば「リアル・ゲイ」を名乗っているのだが、そのことは本人も忘れていそうな気配である)、観客にとってオードブルの上を旋回するコバエのような存在であり、会場中からブーイングを浴びる浴びる浴びる。しかしRGは平然と、そしていつも以上のキレでRGダンスを舞い踊り、「今波に乗ってる」と自画自賛を厭わないキラーチューンの「石井明美の「CHA・CHA・CHA」にのせたDDTあるある」を発動していた。升席から肉眼で目測した結果なので断言はできないが、試合中におけるRGの心のブレはおそらく「皆無」。メンタルトレーニング業界は、一日も早く講師としてデビューさせた方がいい。
さて「DDTあるある」は途中でさえぎられたため、残念ながらサビまでは聞けなかった。ちなみに私のサビ予想は「団体のDDTと技のDDTを混同しがち♪」である。