でんこに代わるキャンペーンキャラは、タライで行水するババア「節子」

連休を利用して「今もっとも危険な原発」と囁かれる浜岡原発、の隣にある浜岡原子力館へ。
私は原発事故が起きてから、しかも少し経ってからワーワー騒ぎ出したアホだが、もう「何か起きてから騒ぎ出すアホ」と「何か起きても騒ぎ出さないアホ」しか選択肢がないんだからしょうがないじゃないか。
浜岡原子力館は実物大の原子炉模型や全天周映画や、マスコットキャラクターの「ゆうゆう」という染色体異常で眉毛が発達したような、『ダーウィンが来た』に出てくるヒゲじいに匹敵するレベルの可愛くないキャラによって、地元住民に原子力を身近に感じてもらおうとする非常にご機嫌な施設で、全館を回った私もすっかり原発推進派に！
しかし展示されていた年表を見るかぎり、建設後に原発地下の活断層が発見されたようにしか解釈できなくて、一皮めくれば御前崎のイカでも逃げたしくなるほどに中身はデンジャーなのだった。そして私は施設を見回し、
「放射性廃棄物を処理する落としどころが見つからないのに原発の電気を使って暮らす生活なんて、豊富な資金で車と家買って風俗行ってご馳走食べてお酒を飲んでギャンブルやってまだ余裕あるから風俗行って、みたいな夢の日々を1ヶ月送った借金が孫の代まで残るようなもんだ」
という友達の意見をあたかも自分が考えたかのように呟いて原子力館を後にする。
ところで「ビジネスで電力会社のＣＭに出たタレントを叩いてる場合ではない」と思いながらも、思わず買ってしまった「週刊金曜日」の「原発文化人の罪」特集号。電力会社が利用した文化人ブラックリストには「エネルギー・トーク・ライブin広島」に登壇したからとの理由で、東京吉本の若手・田畑藤本の名前が。
「誰が見たってただの営業じゃねーか。勝間和代と同列に扱うのは可哀想過ぎる！」
と思ったら、リストには「東北電力のＣＭイメージ曲に採用された」ため、懐かしのアイドルグループ・忍者まで挙げられる始末。忍者も隠れられなかったのか。