私の血と尿はワインで出来ているの

ほっしゃん。の優勝が感動的だったR-1ぐらんぷり。優勝した瞬間、目から涙を、両鼻の穴から一本の麺を流して喜ぶその姿に私も涙&地蔵に向かって放尿した。
しかしM-1が「芸歴10年」というフタをした完全密閉体の中で一つの決着を見るコンテストなら、R-1は同じ箱でも上蓋を閉め忘れた状態。”日本一のピン芸人”を謳っているのに、ぶるうたすは、ローカル岡は、桂文楽(先代)はどうしたという話になる。
また箱の隅からも隙間風が流れてるなあと思ったら、その正体がマキタスポーツの日記・2月22日分であらわに。
http://www.e-nikki.jp/nikki.php?user=m-sports
イイ話だ。立派な城を建てたらそれが砂の上だったというオチがついてこそ、お笑いは価値がある。またR-1の容器を軽くしている最大の元凶は”ぐらんぷり”という平仮名表記。そのセンス、地方の土産屋か。

昨晩の『さんま御殿』がすごいことになっていた。同番組では常に全出演者がさんまのリズムの下で演奏する中(番組内では”暴走”で括られるトークを含めて)、東野幸治がチョパーで刻むベースは完全に前ノリ。またそのベースラインが格好いいもんだから、触発されたさんまのドラミングもおそろしいスピードに。ほとんどの出演者はふるい落とされ、そこそこギターを弾けるはずのYOUやフットボールアワーですらついていくのに必死だった。あれはトークというよりバカテクの領域だ。
ちなみに『サイキック探偵団』で指摘されていた通り、今さらお笑いブームを嗅ぎつけた川島なお美が「私、お笑い芸人が好きなの」という自己演出を固め始めている。全芸人は食われないように気をつけろ! もちろん先代の文楽も。