「アナウンサーとスッチーがいる」と聞いて合コンに行ったら、待っていたのはアウン・サン・スー・チー

事件は菊間千乃だから起きたと思うのである。
ほろ酔いでホテルに帰り、そこにかかってきた一本の電話。「ねえ今友達と飲んでるんだけど来ない?」
行く。それは行く。これが内田恭子からの誘いだったら「話がうますぎる」と警戒するだろう。横にいる友達というのもおそらく広告代理店だろうし。阿部千代だったら。重い腰を上げて店に向かう。なぜならそこに接待の力学を感じるから。魚住りえ。他の男にも電話をかけてるに違いない。結局俺もワンオブゼムか。下平さやか。これは罠だ。警察に通報しよう。
それが菊間アナ。何だろう、このよろしくさせてくれそうなリアルな感じは。しかも友達って。もしやこのまま酒の勢いで複数と。いやそんなことはないだろ。まさかね。でも電話ではご機嫌な感じだったな。あの二の腕。地黒。もしや。
それが着いた先には男がいて、数時間後には送迎されることなく、孤独に店を追われたのである。そりゃ叫ぶよ。公園で暴れて何が悪い。私だったら気仙沼まで走り、夜の海に向かって「何にもなしかよヂクジョーッ!!」と叫ぶ。そのまま飛び込み、カムチャッカを目指して亡命する。
そんなことを考えつつ、昨日酔って送ったメールを読み返していたら「クラブでは股間に菊を一輪指して踊ってたんじゃない? これが本当の女子穴」の文面を発見する。久しぶりに死にたい。