カリカ単独ベストセレクション「白黒攻撃」(ルミネtheよしもと)

ルミネで行われた単独・カリカコント1〜4のネタを中心にしたベストライブ。家城のキレのある動きと林の変態性というカリカの日向&日陰をさんざん堪能したあと、最後はセンターマイクを挟んで“帰ってこい!”。前に見た時もすさまじさに感想の言葉が追いつかなかったが、改めてその狂気と熱量に呆然とする。漫才の形式でありながら漫才を超えていて、コントというジャンルでは完全に収まりきらない世界。もうこれはスペクタルとしか表現できない。そして私はスペクタルという表現を今後カリカ以外の芸人に用いることはないだろう。なぜならスペクタルの意味を本当はよく分かっていないから。
なお幕間は衣装替えの時間埋めとして、若手芸人が得意のカラオケを披露した。中でもガリットチュウ・熊谷が歌う「youthful days」がなんとも説明に困るボーカルで、熱唱と絶叫と音痴を足してさらにお湯を足したようなシロモノ。この際あれもスペクタルでいいか。