GO!ヒロミの帰ってきた漫談日本一決定戦06(池袋手刀)

今日は世界最強の男を決める『PRIDE無差別級GP』の開幕戦。期待に胸を膨らませて会場の池袋手刀に向かうと、舞台にはGO!ヒロミを筆頭に、屈強な格闘家が7人肩を並べていた。トーナメントなのに7人という半端な数は、2回戦からシード枠でヒョードルが参加する段取りに違いない。
さて内容は新参組の鳥居みゆきは瞳に爛々と発火した狂気で、HEY!たくちゃんは地下ライブ用のAVモノマネで健闘すると、元気いいぞうや殿方充は民法・刑法・国際法の三重構造に引っかかるいつものネタを披露。会場が世間のGW特需とは何一つ接点がない盛り上がりを見せる中、優勝をかっさらっていったのは孤高のボードビリン・チャーリー東京先生だった。先生は「自由奔放」と「認知症」の間に広がる危ういグレーゾーンに身を置いて手品・モノマネ・ダジャレを次々と繰り出したかと思えば、最後は反天皇制への思いを綴った自作の書物を客席に配布。文句なしに漫談日本一、いや世界最強の座に輝いた。次回、この栄冠を奪取する若手は現れるのだろうか? と座りのいいまとめをしてみたが、半年後の同イベントに先生が現れず、出演芸人もそのことに何も触れないまま興行が進むような気がしてならない。