ダイナマイト関西〜オープントーナメント大会〜baseよしもと予選1・2(baseよしもと)

約3時間×2公演の極濃密大喜利大会。この日一番の好勝負はダイアン・西澤vsにのうらご・西森で、序盤、普通に打ちあっていたら、二問目にグッドクエスチョン「相撲取り・バカ錦の得意技は?」が出題された瞬間、両者がフィーバー。打ちあいというよりほとんど刺しあいで、最初から果物ナイフで相手の弱点をこまかく突いていた西澤に対して、さっきまで素手だった西森がいつの間にか鉈を振り回す様相に。タッチの差で西澤が勝利したものの、最後まで勝敗が読めなくて全身から汗を中心にあらゆる体液を霧散させてしまった。
そんな今大会で気になったのは、baseの若手ほとんどがハイスピード&量産体制で回答する姿勢だったこと。相当やるせない答えでない限り、減点されないことに気づいた積極策だったのだろうか。これまでのダイナマイト関西が一太刀で命を奪う侍の戦いなら、なんだかフェンシングやポイント重視制の柔道で争うがごとき合理的かつ近代的な臭いがした。それに良いも悪いもない。しかしセンスが髪を伸ばして歩いてるような中山功太でさえ、この戦法を選ぶとたまに武藤敬司言うところの”心に残らないハイスパート”に映るのだった。
さて興行の谷間の短い時間を使って私はバッファロー吾郎の両氏に取材する命知らずな僥倖を決行。今後の参加者の概要を一部聞いたら、実にそそる名前が連なっていた。もちろん具体的な内容は明かせないが、ひとつ発表してもいいと思われる情報は「指圧野郎は現在参戦を調整中」という特ダネだろう。調整中だと言うけれど、何を調整するんだろう。何の脈絡もないけれど『ギザギザハートの子守唄』に似た節だったので、一応書いてみました。