カリカコント+「MEETS」vol.1(恵比寿エコー劇場)

カリカに役者1人をまじえてコントを4本。パン工場を舞台に展開する春のパン祭りコントはそのワケの分からなさが圧巻で、共演した石原正一もテレビ上陸前夜の阿部サダヲを思わせる達者さ&気持ち悪さの快演。カリカが演劇を追いかけてるのではなく、カリカの中に演劇もアートもシュールもポップもベタもアングラも天パも眼鏡も全てが内包されているのだった。あと前から気になっていた、林の大袈裟に驚く演技。あれを表す的確な言葉は”大袈裟”や”不自然”ではなく”滑稽”であることに気づく。