『さんま御殿』のエンディングで炊き出しに列を作る全出演者

先日『さんま御殿』で久しぶりに深澤里奈を見た。後頭部で束ねた長い黒髪、肩を露出させたドレス調の服といったビジュアルの和は「セレブ」になりそうなのに、「険がある」としか表現しようのないおそろしく尖った雰囲気を発散させていた。30代に突入したバツイチのフリーアナウンサーという環境が、こんな戦士のような厳しい顔を作るのだろうか。
たとえば千原ジュニア、くりーむしちゅー・有田は、デビュー当時のジャックナイフな芸風が次第に丸みを帯びていった。それに対して結果的にナイフになっていた深澤里奈。そもそも女子アナは存在はなんとなくありがたいけれど実は大して使い勝手がないという意味で、真鍮のバターナイフのようなものである。その真鍮やバター要素が剥がれてナイフだけ残った感じだ。リュックに「フジテレビ」「合コン」などいろんな夢を詰めて山に登ったはいいが、途中で遭難。余計なものを捨てていったら最後に握っていたのがナイフだったのだろう。やっぱりナイフだ。
そういえば先週この番組には有賀さつきの姿が。「若手芸人チャレンジ枠」「ヒーローもの出演のイケメン俳優枠」などに次いで、新たに「バツイチのフリーアナウンサー枠」が新設されたのかもしれない。もちろん冒頭でさんまに「いや〜相変わらずおキレイで。まだ結婚されないんですか? ……え、バツイチ!? 」といじられることが全ての役割。となると来週招かれるのは魚住りえ。その次にはバツイチでもフリーでもないけど阿部知代が登場する予感が拭えません。