さくらんぼブービー単独ライブ「キャロリーナ(再)」(新宿プーク人形劇場)

1月に行きそびれた単独の再公演。不条理4コマ風であり前衛的でありバイオレンスなさくらんぼブービーの素敵なコントに1時間20分も浸かって、要は「頭に浮かんだ風景を垂れ流してるだけなんだな」と今さら気がつく。破壊力だけは一国の軍隊分あるノーフューチャーな芸風に野性爆弾を連想した。
なおライブでは幕間ビデオも多用されたが、私がひきつるほどに笑ったのは「ただただ鍛冶が粉唐辛子を口に振り込む映像」と「コンタクトを入れる時につい開いてしまう鍛冶の口の中に麦チョコを限界まで放り込む映像」。なぜ鍛冶が口の中にモノを押し込むかというと、ギャグをかぶせてるわけでもなんでもなく、ただ脳内にその光景が1回ずつよぎったからだ。以前住んでた笹塚で打ち合わせ中らしきさくらんぼブービーの二人を数回見かけたことがある。今考えると何を打ち合わせする必要があったのだろう。